一方、北朝鮮のオーシャン・マリタイム・マネージメント(OMM、遠洋海運管理会社)所属で、一時フィリピン政府に差し押さえされていた「JIN TENG」は、活発に中朝を往来しているとVOAは伝える。
JIN TENGを含む4隻については、中国政府が「(所属は北朝鮮船舶会社だが)自国の船舶なので制裁対象から外して欲しい」と要請し、国連が要求を受け入れたため、差し押さえを解かれ、3月24日にフィリピンのスービック港を出港した。
しかし、デイリーNKジャパンの調べによると、JIN TENGは4月5日の16時52分(日本時間)、中国山東半島の南側の海域で停泊している位置情報を知らせてきたのを最後に、所在がわからなくなっている。