-需要者が増えているため、学生も含めて平壌市の人口の30%ほどが使用しているとみられるという。(確認が必要)
-携帯電話の購入費用は、個人が購入した場合は120ドル、企業所などの単位で集団で購入すれば90ドルで購入できる。
-通話料は1ヶ月、朝鮮のお金で3,000ウォンに固定されており、基本通話の時間は1ヶ月8時間ほどだ(更に確認が必要)。時間を超過した場合、15ユーロを追加の通話料金として支払わなくてはならない。
-平壌市の市民だけが使用可能で、送受信は沙里院のチョモワで可能だが、送受信の状態が良くないため、通話の音質も低く、一般的に平壌市内だけで使用される。
-平壌市内の場合、携帯電話と家電話の相互間の通話が可能だが、平壌市内を外れた地域では、携帯電話で家電話への送信と通話はできるが、受信はできない。
人気記事:「女性16人」を並ばせた、金正恩“残酷ショー”の衝撃場面-お金さえあれば、全ての人が使用可能だが、中央党の要職についている人は携帯電話だけでなく、家電話の使用も禁止されている。(情報が洩れてしまう恐れがあるので)外国人も携帯電話を使用することができない。
-携帯電話の購入方法は通信センター(平壌普通江区域の柳京1洞に位置し、ここに行けば国際電話も可煤jで申請書をもらった後、フォームにあわせて必要な事項を記入して職場や洞事務所で公認のハンコをもらって、それをまた通信センターに提出すれば携帯電話を購入することができる。「携帯電話を購入する時は、必ず実名で購入しなければならず、もし申請者と実名が違う人が使用したら保衛部の調査が入る。1人が2つの携帯電話を使用することはできない。」
-企業所では、企業所自体が集団で購入することがある。その場合は実名購入をしなくてもよく、購入した携帯電話は支配人の責任のもとで出勤時に配り、退勤時に会社に返すことになっている。
人気記事:「女性16人」を並ばせた、金正恩“残酷ショー”の衝撃場面携帯電話を利用して骨董品の取引をした人たちが、保衛部に発覚して検挙された事例があることから、盗聴されていると思われる。
5)麻薬の流通と利用の実態
-麻薬を国家で生産して、連絡所の人たちが海外で麻薬を売ったお金を工作資金として使用するといううわさがあるが、このような事実は平壌市民の70%が知っている。
人気記事:「女性16人」を並ばせた、金正恩“残酷ショー”の衝撃場面-朝鮮で使われる麻薬には、初期には「デンダ」という麻薬があったが、主に鼻で吸入する麻薬として80カンマ、90カンマ、100カンマ、120カンマという数値によって麻薬の強さが異なった。現在はほとんど使われていない。
-「デンダ」という麻薬がほとんど消えて、その次に出てきた麻薬は「アマドン」という麻薬だったが、これは注射を利用して直接血管に投入する麻薬だ。以前デンダを使用していた人たちが、現在もひそかに「アマドン」を利用しているが、そこまで多くはない。現在は「アイス」または「氷」と呼ばれる麻薬が主となっている。
-アイスの場合、咸興では1グラム当たり13ドル、平壌では20ドルで取引されている。取り締まりが厳しい時は25ドルまで値上がりする。
-アマドンはアンプルが500ウォン程度で、中毒者の場合は普通、1日に10発ほど打つ。*アンプル:密閉されたガラス容器のこと。一般的に、正確に測定した量の揮発性化合物や、一定濃度の溶液を入れるために使われる。