「金英哲書記は、国連常任理事国であるロシアを動かして、制裁決議案の採択を妨害するためロシアを極秘訪問した」(RFAの消息筋)
一方、現時点で北朝鮮メディアは金英哲氏の訪ロを一切報じられていない。
中国の別の消息筋は「金英哲氏は、昨年末に死亡した金養建(キム・ヤンゴン)書記の後釜として対南業務を総括しており、金正恩氏に直接安全保障に関してアドバイスしている」と語った。
金英哲書記は労働党代表団団長の立場として、2月11日にラオスを訪問。ラオス大統領と面談し、ラオス人民革命党と朝鮮労働党間の協力を約束するなど、精力的に対外活動の幅を広げている。
また、ラオスが脱北者の主な避難経路であることから、同国政府に脱北者の送還や取り締まりを要請した可能性もある。