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アメリカ国務省が12日(現地時間)、北朝鮮で急変事態が発生する可能性について、「現時点ではめだった混乱や危険性は見られない」と述べ、事実上その可能性を否定した。

アメリカのフィリップ・クローリ広報担当次官補は定例記者会見で、北朝鮮で急変事態が発生する可能性に関する質問に対して、「北朝鮮の指導部に変化や動揺は見られない」と話した。

アメリカ政府はビル・クリントン氏から訪朝の結果を聞いて、アメリカが金正日の健康状態に問題がないという結論を下したとも明らかにした。

今回の平壌訪問団に同行したロジャー・バンド博士が金正日の健康状態を観察した結果、問題ないという結論を下したという。

金正日の健康悪化説が浮上した後、アメリカ国内では金正日の死亡など、北朝鮮で急変事態が発生する場合に備えて対策を整えるべきだという主張が出ていた。その後、アメリカは中国に北朝鮮の急変事態に関する対策について話し合うことを要請したが、中国がこれを断った。

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クローリ次官補は、「アメリカは該当地域の国と共に、その地域の安定に対する関心を持ち続けている。そのため、北朝鮮の安定についても関心を持ち続けている」と話した。

また、「我々が望んでいるのは、北朝鮮が非核化に向けた前向きな措置を取ることだけだ。これについては以前から明白に言及してきた」と強調した。