北朝鮮の金正恩第1書記は3日、シリアの「3月8日革命」から53周年に際し、同国のバッシャール・アル=アサド大統領に祝電を送った。朝鮮中央通信が伝えた。
3月8日革命は、1963年にアラブ社会主義バース党シリア地域指導部が権力を掌握したクーデター。アサド大統領の父であるハーフェズ・アル=アサド元大統領らが主導した。
正恩氏は祝電で、「貴方の指導の下でシリアの軍隊と人民が敵対勢力の侵略とテロを粉砕し、国の自主権と安全、領土保全を守るための闘争においてさらなる勝利を収めることを願う」と述べている。
シリアは北朝鮮にとって武器輸出の「得意先」のひとつであり、武装勢力「イスラム国」(IS)の装備の中には、シリア軍から奪った北朝鮮製兵器も多数含まれているとされる。