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“北朝鮮は‘最悪の中でも最悪の(The worst of the worst)’人権弾圧国だ”

世界の人権状況を監視するアメリカの民間団体、フリーダムハウス(Freedom House)は10日、‘世界一抑圧的な社会 2007’という報告書を発表して、北朝鮮を最悪の人権弾圧国にあげた。

北朝鮮以外にもミャンマー、キューバ、リビア、ャ}リア、スーダン、トルクメニスタンとウズベキスタンなど、8ヶ国が最悪の政治・人権弾圧国として分類された。チベットとチェチェンは類似弾圧地域としてあげられた。

フリーダムハウスはこれら最悪の弾圧国と地域の場合、日常生活に対する国家の統制が広く行われており、独立した団体や野党は禁止されていたり、弾圧を受けており、処罰の恐怖が日常の一部分になっていると指摘した。

フリーダムハウスは今年初めに発表した年例人権報告書でも、北朝鮮、シリア、ジンバブエなどを主な人権弾圧国としてあげている。

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報告書は“北朝鮮政府は2002年の経済改善措置以後、個人の商売を許容したが、(自らの)統制力が弱まることを憂慮する限り、本格的な追加市場改革は期待することができない状況”と予測した。

また、北朝鮮政府は政治、社会、経済のすべての面で、日常生活を厳格に統制していると批判した。“宗教施設が存在してはいるが、国家から厳格に統制されている”と述べ、“代わりに事実上の国家宗教である‘主体思想’を国民に注入している”と説明した。

その他にも“すべての言論の自由が抑圧されており、印刷やテレビ、ラジオなど、すべての言論配布手段も国家によって統制されている”と付け加えた。インターネット接続も極めて少数の人々(数千名)だけに制限的に許可されている。

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更に、“移動の自由も制限されており、食糧や住宅、医療サービスの提供が比較的行われている平壌への移住は徹底的に制限されている”と説明した。

また、北朝鮮は体制に対する忠誠度によって住民を53の等級に分けて、各等級ごとに差別的な政策をとっていると説明した。北朝鮮の体制に反対する数千人の政治犯が野蛮な状況に置かれており、家族がすべて一緒に処罰される集団刑罰(連座制)も昔のままだと指摘した。


また、女性が家庭内暴力と職場での差別にさらされていると指摘している。しかし、市場の販売者の大部分が女性という事実は、北朝鮮の女性の地位と経済力が向上した現実を説明するものだと付け加えた。

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報告書は“北朝鮮の核兵器と弾道ミサイルプログラムが、アメリカや周辺国から潜在的脅威と見なされている”と指摘。

更に、“中国と北朝鮮は、北朝鮮政権の崩壊の結果を恐れている”と述べ、“例えば人道主義的災難、大量難民の発生、軍隊から無防備に脱走する武装兵、犯罪組職の登場及び、地域の軍閥や核兵器に対する統制力の喪失の可能性がある”と説明した。

報告書はこのため、韓国と中国政府が北朝鮮に対する支援を続けていると付け加えた。