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そして、対話に絶望しているのは金正恩氏の方も同様だ。同氏の「核の暴走」が加速する一方なのは、国際社会から人権問題で追い詰められているからだ。

(参考記事:北朝鮮「核の暴走」の裏に拷問・強姦・公開処刑

そして、国連において北朝鮮の凄惨な人権侵害を暴いたのは、日米韓やEUである。これらの国々は、北朝鮮が核開発をやめたとしても、政治犯収容所などで日々行われている蛮行を見逃すわけにいかない立場にある。

(参考記事:赤ん坊は犬のエサに投げ込まれた…北朝鮮「人権侵害」の実態

今後、日本や米国との国交正常化など見込めないことは、いいかげん金正恩氏も理解したころだろう。だからこそ、ヤケクソ半分で「核のボタン」を押してしまうのだ。