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日本の防衛省が、金正日の健康悪化と後継体制の問題によって、近い将来北朝鮮の体制が不安定になる可能性があると予測した。

防衛省は、日本政府が17日に内閣会議で議決した2009年防衛白書に、「同委員長の健康問題が取り沙汰されている。同委員長の67歳という年齢も併せ考えると、近い将来にも起こりうる権力国「の変化に際して体制が不安定化する可能性も排除できない」という予想を記載した。

特に、金正日の健康や後継問題が体制に与える影響を考慮しなければならず、これと関わる動向を注視する必要があると指摘している。日本の防衛白書が金正日の健康について言及したのは今回が初めてだ。

また、北朝鮮が5月に実施した2回目の核実験については、「北朝鮮が核兵器計画をさらに進展させた可能性が十分にあることを示すもの」と評価した。

さらに今回の核開発の進展状況について、「比較的短期間のうちに、核兵器の小型化・弾頭化の実現に至る可能性も排除できず、関連動向に注目していく必要がある」と強調している。

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それ以外にも、「北朝鮮が発射実験をほとんど行うことなく弾道ミサイル開発が急速に進展してきた背景として、外部からの各種の資材・技術の北朝鮮への流入の可能性が考えられる」と述べ、さらに北朝鮮とイランの軍事的取り引き関係に注目するべきという点を指摘している。

また、北朝鮮が長距離弾道ミサイルの打ち上げを続けていることについては、「北東アジアおよび国際社会の平和と安全を著しく害するものとして、断じて容認できないものである」と強く批判した。

白書は一方で、海軍と空軍の戦力の近代化を中心にした中国の軍事力の増強にも強い懸念を表した。

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白書は、中国海軍の活動範囲が中国近海を越えて広がっていることを指摘し、「近年では、台湾問題への対処以外の任務のための能力の獲得にも取り組み始めている」と指摘している。