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北朝鮮の体制を称える親北朝鮮サイトが毎年増加しており、現在約92のサイトが活動していると16日に警察庁が明らかにした。

警察庁によれば、2004年に44種類だった親北朝鮮サイトが2005年には52種類、2006年には64種類、2007年には73種類、2008年には82種類に増えていることが分かった。

警察は92の親北朝鮮サイトのうち、国内のサイトを通じて広まるなど影響が大きい48のサイトを遮断して、残りの44のサイトの内容も精密に分析している。

警察が明らかにした親北朝鮮サイトの判断基準は、対南宣伝と対南革命の煽動、北朝鮮体制の宣伝、金日成父子の讃揚などを目的として海外で開設されて運営されているサイトだ。これらのサイトには主に、北朝鮮政府の様々な論評や声明、労働新聞の記事、韓国政府に対する非難、韓国内の反政府勢力への闘争の篤励などが盛り込まれた文章が掲示されている。

だが、現在までに摘発された親北朝鮮サイトは全て、海外にサーバーを置いて処罰を避けているという。こうした海外の親北朝鮮サイトを運営している人や接続する人の身の上を具体的に把握することはできないが、警察は主に海外に住んでいる親北朝鮮的な人や北朝鮮の外交官などが運営していると見ている。

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代表的な親北朝鮮サイトである「我が民族どうし」と「金日成放送大学」も中国にサーバーがあり、「救国戦線」はアメリカにサーバーが構築されている。今年に入り、「リュギョン」や「偉大な領導者金正日同志の世界」、「在日本朝鮮青年同盟」など10種類のサイトが新しく追加された。

警察庁はまた、親北朝鮮サイトを通じて韓国国内のサイトに流れる親北朝鮮的な掲示の削除を放送通信委員会に要請したり、サイトを管理する事業者などに削除するよう勧告したと明らかにした。削除を要請したり勧告した親北朝鮮性向の掲示も、2004年には1010個だったのが2007年には1434個、2008年には1793個、2009年には4754個と増えている。

これ以外にも、北朝鮮よりの掲示に対する削除の要請を受け入れない対象に対して、「情報通信網の利用の促進及び情報の保護などに関する法律」などに違反した容疑があるとみなして司法処理しており、今年に入って1人を拘束して9人を非拘束立件している。