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金正日が国防委員会と最高司令部という2つの軸を活用して、後継者の軍部掌握を推進するだろうという分析が出ている。

チェ・ジュファル国家安保戦略研究所研究委員は18日、親朴連帯のソン・ヨンャ搭c員が「北朝鮮の権力国「の変化と意味」という主題で開催した政策シンポジウムに参加して、「金正日は党中央軍事委員会、国防委員会、最高司令部という3つのシステムを稼動させて、全般的な国防事業や武力に対する掌握と指揮を実現しているが、こうしたシステムの構築は、金正日の後継告}と連関があると思われる」と語った。

具体的には「国防委員会の構成員である元老たちは、金正雲(キム・ジョンウン)の支持層になるはずで、最高司令部と係わった事業は金正雲が直接管掌して軍に対する掌握を拡大するだろう」と言い、金正雲は党組職指導部の軍担当第1副部長や副部長たちと協力することになるだろうし、最高司令部に属する人民軍総参謀部と総政治局を通じて、軍に対する掌握と指揮を実現するだろう」と主張した。

特に、「自分の本当の核心実勢を育てるために、30代後半から40代初めの軍の幹部たちを大々的に旅団長級に昇進させるだろう」と言い、「これは金正日の後継の過程でもあったこと」と話した。

また、「党-軍の関係で、軍隊に対する党の領導の原則に変わりはない」と述べ、「したがって党と国防委員会の間の関係を、対立的または競争的な関係としてだけ見ることは不適切」とも指摘した。

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国家安保戦略研究所のチャン・チョリョン研究委員も、「一部のメディアが、軍が党を超越する北朝鮮最高の絶対権力に昇格した点を挙げているが、国防委員会は過去の金日成の主席部のような象徴的な首脳機関として、北朝鮮内の実務業務まで総轄することができる権力機高ナはない」と強調した。

更に、北朝鮮の対南戦略機関の改編について「オ・クンニョルを国防委員会副委員長に任命することには、これまで陰性的に推進してきた作戦部の機能と役割を目に見えるようにして、南北関係で対話よりも行動を付加するという意図があると思われる」と分析した。

これは、「それまで党の国際部出身であるホ・ダムやキム・ヨンスンを対南首長に立てて柔軟性を見せていたのとは異なり、軍出身の強硬人物を対外関係で浮上させて、強硬戦略を強調しようという意図」と言い、「作戦部を国防委員会所属の偵察総局に格上げしたのは、党所属の統戦部と同等の地位を付与することで、対話と工作という両大機狽?ッ時に推進しようということ」と指摘した。

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チャン研究委員はこれ以外にも、「金正日は金日成の唯一指導体制を象徴化して、父親から権力を奪った経験がある人だ。したがって、彼が死ぬ前に権力を両分することができるのかも疑問」と述べ、「金正日が死ぬ前に、後継問題でスピードが出る可能性は高くない」と主張した。

一方、孫光柱デイリーNK編集局長は、「内部的に戦争の危機の雰囲気や、準戦時状態を維持している北朝鮮は、2012年までに「後継者の業績」のために対米・対南強硬路線を追求するだろう」と言い、「局地的な挑発を通じて『後継者は軍事戦略の天才』とプロパガンダするだろう」と予想した。

また、「2012年に安定した後継体制に進入するためには、軍の役割が重視されざるを得ない」と述べ、「この過程で北朝鮮の軍事主義路線が強化されるはずで、金正日の焦りがつのるほど、対外強硬一辺倒路線の固着化の可能性は高まるだろう」と推測した。