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北朝鮮政府が3代世襲のために、大々的に後継者の業績作りや偶像化を進めている中、平壌や両江道の恵山の住民の大多数が、後継者について知っているという話が伝わった。

現在、恵山地域で後継者に関する講演が軍隊や女性同盟、党員に対して大々的に行われており、住民の多くが後継者について知っていて、市場でも後継者が誰なのか、ほとんどの人が知っていると内部消息筋が16日に伝えてきた。

消息筋によると、北朝鮮政府は後継者の名前をあげないで「英明な金将軍」という名称で後継者の偶像化を進めているという。

また、平壌では3月から軍隊で「金大将」の歌が広まって、大学に続いて最近は中学校でも歌が広まっているという。デイリーNKが5月の初めに報道した歌に、「足並み、足並み、力強くそろえよう」で始まり、間に「金大将」という歌詞が出てくる歌があった。

人民たちは金大将が金正日の三男、金正雲(キム・ジョンウン)だということを知っているが、ほとんどの人が金正雲ではなくてキム・ジョンフンだと思っているそうだ。人民班で金正雲に対する後継者教育はなかったが、党の幹部である初級党書記や宣伝書記、組職書記たちは、金正雲が服を着た姿が抗日武装闘争の時の金日成に似ているという口頭の宣伝を聞いたという。

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党幹部の間では、金正雲について軍事的な気質を生れつき備えている、聡明だ、抗日武装闘争の時期の首領様のお姿と完全に一致するという偶像化教育を進めていると消息筋は付け足した。

こうした後継者の偶像化宣伝について、住民の多くは「私たちが気をとめることではない」と言い、あまり関心はなさそうだと消息筋は話している。

消息筋は「党細胞書記や党員たちの間ではまだ教育が行われていないが、直接公示を聞いた人は、後継者の世襲に対する同意について正しいと信じて語っているが、酒の席や事務室で話を聞いた人たちは、30代の将軍が立ち上がれば私たち人民の苦労が解決するのか、若いから張成沢の役割が高まるはずだが、よくなるのだろうかと言って、簡単に同意してはいない」と伝えた。