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3月末の北朝鮮の会寧市の市場の北朝鮮産の米の価格が1キロ820ウォンと、今年1月に比べて200ウォンほど下落したことが分かった。米の価格は先月初めの900ウォンから更に100ウォン下落した数値で、米代の下降傾向が続いている。

デイリーNKが北朝鮮国内の南部と北部に分けて、3月末に新義州、会寧、クァクサンの3ヶ所の都市の物価を測定した結果、米の価格の下方安定の動きは、北朝鮮全域で共通した現象であることが把握された。新義州の北朝鮮産の米が1キロ800ウォン、韓国産は850ウォン、中国産は700ウォンだ。新義州の米の価格は1月と別段差がない。

北朝鮮の低所得層が食べるとうもろこしも、市場で今年の初めに340ウォンだったのが、3月末には370ウォンに小幅上昇するにとどまった。米の価格が下落したのに比べて、とうもろこしの価格が維持されているのは、米の需要層の一部がとうもろこしの需要層に若干移動して現われた現象であると分析される。

全般的に、北朝鮮の市場の米の価格が安定しているのは、北朝鮮の住民たちの食糧供給が以前と比べて安定した状態であるということを意味する。北朝鮮政府が国家の配給を実施しないが、大多数の住民は市場で食糧を購入している。

北朝鮮の食糧難が厳しくなる春窮期に突入したにもかかわらず、このように安い価格で安定していることは、WFPや韓国国内の対北救援団体が主張する、‘食糧100万トン不足説’が、現実と大きく乖離していることを反証する。

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北朝鮮の貨幤の価値は3月に入り、上昇勢がストップした状況だ。今年の初めに北部地域で1ドル3200ウォン水準だったが、3月末には3050ウォンと、むしろ小幅下落した。中国の人民元も418ウォンから360ウォンに下落した。北朝鮮のインフレが一時ストップしていることが分かる。

北朝鮮の豚肉の価格は1キロ2500ウォンで、今年の初めと変わりがない。小麦粉の価格は1キロ1000ウォンだ。北朝鮮では小麦粉が稀で、価格がいつも米代を上回る。北朝鮮の水産物の価格は相変らず高い。冷凍の明太1匹は4000ウォンもする。米5キロを買うことができる価格だ。

北朝鮮の国内の市場の物価調査を行った現地の消息筋は、“今回の調査の結果、北朝鮮国内の地域別の物価の差が非常に大きいという事実が現われた”と述べ、“薬草や一部の品物を除き、全般的に平安道に比べて咸鏡道の物価が高い”と語った。

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▲ 2007年3月末の北朝鮮の会寧の市場の物価