韓国紙、東亜日報系のテレビ局・チャンネルAは3日、北朝鮮のパク・スンウォン朝鮮人民軍上将が約2カ月前、ロシア・モスクワにある第三国の大使館を通じて亡命したと報じた。パク氏はすでに、韓国政府により保護されているという。

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馬息嶺スキー場の建設現場を訪れた金正恩氏とパク・スンウォン上将

パク氏は、2013年に完成した馬息嶺スキー場の建設に貢献したとして「労力英雄」の称号を受けるなど重用されていたが、共に建設に携わった国防委員会の馬園春(マ・ウォンチュン)設計局長が金正恩第一書記により粛清されたことなどから、亡命を決断したとみられるという。

また、ソウルの北朝鮮情報筋によれば「玄永哲(ヒョン・ヨンチョル)人民武力部長が粛清されたとの情報を外部にもたらしたのは、パク氏である可能性がある」という。

パク氏は、朝鮮人民軍総参謀部の副参謀長などを歴任した大物。2000年に済州島で第1回南北国防相会談が開かれた際には、北側の次席代表として参加した。

一方、民放のYTNによれば、金正恩氏の統治資金を管理する朝鮮労働党中央委員会の39号室の幹部ら3人も最近、韓国に亡命したという。

このうち1人は、副部長クラスの李某氏。デイリーNKジャパンが6月24日付で報じた人物と同一と見られる。

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