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去年の8月中旬に脳血管疾患で倒れた後、回復していると言われている金正日だが、痩せた姿で写真に登場して、病状は完全に好転していないのではないかという推測が出ている。

朝鮮中央通信は19日に、金正日が最近平壌の金日成総合大学に新しく作られたプールを視察したと報道した。この日公開された写真には、冬のコートを脱いでプールの欄干を握っている金正日が写っていた。

金正日は背が1m65cm、体重が80キロの肥満型の体形だったが、2000年代以後は痩せてきていた。2007年の南北首脳会談の時には腹部の肥満が目立ち、頭の両側にも白い色が見られ、足どりも不安定な印象を与えた。

だが、今回公開された写真と、去年8月の倒れる直前の写真を比べると、7ヶ月前とは比較にならないほどの変化が見られる。肥満のためふくらんでいたお腹がへこんで手足にも力が感じられず、健康不良がうかがわれる。

金正日は健康異常説を払拭して、国内外に自らの健在ぶりを確認させようとするかのように、今年初めから例年以上に旺盛な公開活動を行ってきた。けれども冬の寒さの中、厚いコートを着ていて、顔が多少やつれているのが見られただけだった。

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北朝鮮の内部消息筋は、金正日は先月24日に会寧市を現地視察した時、階段を上る際に支えられていたと伝え、病気がまだ全快していないことがうかがわれた。金正日は生母金正淑の銅像を訪れた時、低い階段も上ることができずに、護衛軍官たちに助けられて息も荒かったという。

中国政府は去年8月以後、金正日に直接会った唯一の外部の人である王家瑞党対外連絡部長の、「金正日は前よりも髪の毛が減り、年をとったように見えたが、顔色は良かったし対話にも特別な問題がなかった」という報告を基に、金正日の健康には特別な問題点がないと判断したと伝わった。

また、アメリカのデニス・ブレア国家情報局長は議会に提出した報告書を通じて、金正日が8月に脳卒中で倒れたが、今は健康がかなり回復し、重要な決定は直接行っていると明らかにしている。