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2008年11月8日に平壌市の金日成総合大学のコンピューター学部の学生(学校の小隊長, 21歳)が失踪する事件が発生した。失踪した学生の父親は中央党の幹部で、その学生を探すために関係機関は全国で大々的な調査を行い、行方不明者のビラを唐チた。事件の顛末を内部消息筋が伝えてくれた。

- 学科の同僚とお酒を飲んで失踪…全国に唐闖oされたビラ

内部消息筋によると、失踪した学生○○さんは、学科の同僚2人(男子学生1人と女子学生1人)と一緒に、放課後に大学街付近の団地に入っている居酒屋でお酒を飲んだ後、失踪したそうだ。3人は午後7時頃にお酒を飲んで居酒屋を出たが、2人がトイレに行っていた間に、先に出て行った学生(小隊長)がいなくなったという。心配した学生たちはあちこちの路地や地下鉄まで捜したがどこにもいなかったので、先に帰ったのだろうと判断して、同僚の学生もそのまま別れた。学生たちは、翌日は日曜日だったので家で休み、月曜日に大学に登校した時、「小隊長」が登校していないことに気付いて、すぐに「失踪錐吹vをしたという。

失踪した学生が当日持っていた皮の鞄は、市場で購入した最近はやりのもので、一緒にお酒を飲んでいた女子学生のかばんと模様が似ていたため、該当の調査機関ではこれに似た模様のかばんを見た人がいるかどうか捜したという。一週間経っても失踪した学生が帰って来ないため、調査機関が全国に失踪した学生の上半身の写真やかばんの写真を載せたビラを配った。全国の保安署などにこの事件を伝えて、平壌市所在の企業所では失踪した日に出勤しなかった者を調査し、夕方に退勤した後の行方に関する報告もしてもらい、失踪した場所や、近くを往き来した人などを集中的に調査したそうだ。

- 事件の原因… 中央党の幹部である父親の悪事に対する仕返し

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失踪事件について、住民の間では失踪した学生の父親に対する仕返しだといううわさが流れた。失踪した学生の父親は中央党の幹部だが、平安北道を視察した時に「社会主義グループ」の活動の対象者に悪辣に接して被害を与え、恨まれて仕返しを受けたのだといううわさだった。それ以外にも、この学生は失踪したのではなく、学生が1人で南朝鮮に行ったのではないかといううわさが流れるかと思えば、中央党の幹部である父親が身の危険を感じて南に行く時に、息子を連れて行ったのだといううわさも流れたそうだ。

この事件を調査していた12月の中旬頃、若者の遺体が発見された。この遺体には刀や凶器で危害を加えた跡がなく、拳で殴られて死亡したようであり、この人が失踪した学生ではないかといううわさも広まっている。

- 住民の反応… 飛び交ううわさで不満がたまる住民

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金日成総合大学の近くに住む住民と、平壌市の住民の間では、「怖くて住むのも大変だ。ここでは失踪、あそこでは殺人、上では戦争、昼間も刀を持って脅しながら、自転車を出せと言ってそっくりそのまま奪われる。社会で起こっていることがとてもぶっそうで不安だ」と心配したり不満がたまる人が増えているという。