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北朝鮮が10日の午前9時10分頃に、陸路を通じた人員と車両の軍事分界線の通過を承認すると明らかにし、開城工団と金剛山地区の出入境が再開した。

統一部のキム・ホニョン報道官は10日のブリーフィングで、「開城工団管理委員会の北側の幹部級の人が、南側の幹部級の担当者に文件を2通伝達してきた」と述べ、「こちらが北側に9日に通知を送ったことと関連し、人員と車両が軍事分界線を通過することを承認するという内容」と明らかにした。

キム報道官は、「今回の北側の措置で、開城工団地域(西海地区)と金剛山地域(東海地区)の人員と車両の通行が原状復帰したと解釈することができる」と付け足した。

これにより、同日中に京義線の陸路を通じて、人員706人と車両424台が開城工団に入り、同じ経路を通じて人員421人と車両297台が開城工団から南側に戻る予定。また、東海線で51人が金剛山地区に入り、53人が現地から南側に戻る予定という。

北側が送った2通の文件は、北側の東海地区の軍事実務責任者が南側の東海地区の実務責任者に宛てた通知文で、もう1つは北側の西海地区の軍事実務責任者が南側の西海地区の軍事実務責任者に宛てた通知文だという。

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一方でキム報道官は、「まだ軍の通信線は遮断されている状態」と言い、「南と北が開城工団管理委員会を通じて、出入者名簿を人づてで取り交わす方法で通行を正常に戻すことにした」と説明した。

これまで南北は軍の通信線を通じて、48時間前に南側が出入境の嵐關l員と車両の内容を北側に送り、北側が軍事的にこれを保障するという内容を24時間前に南側に送るという業務体系を作っていた。

だが北朝鮮が、「キーリゾルブ」の韓米軍事訓練期間に、軍の通信線を中断すると宣言したため、しばらく出入境の当日朝8時30分頃に、北朝鮮が承認する通知文が人づてで渡されたら、南側の人員が動くことになる。

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したがって、今後も北朝鮮が様々な理由をあげて、通行を再び遮断する可能性があり、場合によっては状況が更に悪化する可能性もある。

キム報道官は「北朝鮮が今の状態を続けることができるという具体的な根拠はない状態」と述べ、「(9日の措置に対して)私たちの方でも北側に強く問題を提起し、北側も韓国側に回答した」と付け足した。