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欧州連合(EU)の加盟国は、去年の北朝鮮の核実験に対する 国連の対北制裁決議によって、北朝鮮に贅沢品と核関連物品の輸出を禁止すると、21日合意した。

EUの輸出禁止品目は葡萄酒とタバコ、高級香水、競走馬、真珠や宝石、高級自動車、時計などの20品目だ。これ以外にも、北朝鮮との大量殺傷武器関連物品の取り引きが禁止され、北朝鮮の核開発計画に関係した人の資産も凍結されると、ロイター通信がこの日伝えた。

高級葡萄酒など、これら贅沢品の大部分は、金正日北朝鮮総書記と側近らが好んで利用しているといわれている。金正日は特に、フランス産の葡萄酒や料理を楽しみ、健康管理のために乗馬をしている。

ヨーロッパの外交官らは、この措置が金正日と核心側近たちを狙ったものであると言い、核関連物品の取り引きを阻んで、北の核プログラムに係わる人々の資産を凍結することで合意したと説明した。

今回の禁輸措置は、今月末のEUの財務長官の承認を経て施行される。

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通信は”最近、北の核問題が進展を見せているが、対北制裁を中断する理由にはならないという判断によって、禁輸措置をとることにした”と、EUの関係者の話を引用して報道した。

一方、アメリカ議会の調査局のラリー・ニクシー博士はこれに対し、”対北制裁措置がこの間効果を出したのか疑問”と言い、”北朝鮮とイランの関連取り引きが、以前と似たレベルで成り立っており、北朝鮮の大量殺傷武器の取り引きを遮断するのに、何の効果もおさめることができていない”と21日、ラジオ・フリー・アジア(RFA)とのインタビューを通じて明らかにした。

ニクシー博士は、”北朝鮮が核放棄の初期の措置の対価として、BDAの凍結資金の解除を求めていたように、本格的な核放棄の段階では、国連制裁をはじめとし、その他の対北制裁を解除するように要求する可能性が十分にある”と言い、”国連の制裁は当初からあまり大きな拘束力を持っていなかったが、今回の核合意で拘束力が一層弱化されると考えている”と予測した。

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EUは去年の11月、対北贅沢品輸出を規制する決議を出したが、イギリス領ジブラルタルの地位問題をめぐるイギリスとスペインの紛争で遅延していた。

[梁貞兒記者]