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【北朝鮮ツアー・ブロガー旅行記-3-】からつづく

尾行されて恐ろしい目にあったのに、懲りずにまた散歩に出ることにした。北朝鮮では、外国人は一般人との接触は許されていない。よろしからぬシーンが外国人の目に触れることを極端に嫌がるようだ。

平壌ツアーで外せないのが、凱旋門のそばにある「友情商店」でのショッピング。外国人観光客を対象にした店なので、一般の店に比べると値段は数倍高い。ネットで、その周辺に富裕層の住んでいるマンションがあるということを調べておいた。

ガイドは観光客の前後に1人ずつつき、全員が店に入ったかをチェックしている。チェックが終わるや、私は急いで出口から外に出てマンションへと向かった。道端では物が売られていて人だかりがあった。

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売られていたのは青唐辛子。「野菜だよ?」と声を張り上げて野菜を売り歩く八百屋さんのことを思い出した。

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平壌では定期的に配給があるとは聞いていたが、量が足りていないようだ。それでみんなお金を出して買うのかもしれない。

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商人の手さばきは見事なものだった。品物を渡してお金を受け取ってお釣りを返す一連の動作の素早さは神業レベルだった。

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隣は果物売り。朝鮮で果物は庶民の手には中々届かない贅沢品だそうだ。どれほど高いんだろうか。

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梨を2つ手にとって人民元を渡した。おばさんはしばらく計算機を叩き続けた。そして10元だと言った。現地人価格なのかどうかはわからないが、中国に比べてとても高い。

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この建物の前に野菜と果物を売る市場があった。

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カメラを持っていて服装も服装なので、平壌の人には変に見えるかもしれない。しかし、カメラを見ても平壌の人々は驚きもしなかった。

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団地の前にある服屋さんでは2人の女性がショッピングに夢中になっていた。

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メガネ屋。変わった視力測定器があった。

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食料品店ではひと目で値段がわかるように値札が付けられていた。キンパプと餅とうずらの卵を買いたかったけど、レートがよくわからなかったので断念した。

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お店の品物はほとんどが中国製だった。

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アイスクリームを売る店もあった。1つ200ウォン(約2円80銭)だった。牛乳の味は濃いのに油っこくなくておいしかった。カップを捨てようとしたがそばにゴミ箱はなかった。

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女性保安員も暑さには勝てないようだった。

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しばらく散歩して友情商店に戻った。ガイドには何も言われなかったが、私がいなくなったので他のツアー参加者は足止めを食らっていた。

この日開かれる閲兵式のために道が封鎖されていて迂回を余儀なくされた。そのおかげでマンションの写真を撮ることができた。

大通りに面しているベランダには花を飾るようにとの指示があるらしい。これもプロパガンダの一環とか。大通りに面していない側でも洗濯物も干せないらしい。

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住民と女子学生。タクシーが団地の中庭まで乗り入れている。

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グループから離れて単独行動をしたことは褒められたことじゃないが、そのおかげでなかなか見られない北朝鮮の人々の暮らしの一部を見ることができた。

 

【北朝鮮ツアー・ブロガー旅行記-5-】女性税関職員のお尻を中国男がさわって大騒ぎ につづく

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