「吹き飛ぶ石油タンク」ウ軍のモスクワ攻撃で製油所が火の海に
ウクライナ軍は18日未明、ロシアの首都モスクワに対し開戦以来最大規模とされるドローン攻撃を実施し、市南東部カポトニャ地区にあるガスプロムネフチ・モスクワ製油所が炎上した。SNSには巨大な石油タンクの屋根が爆発で空高く吹き飛ぶ様子を捉えた映像が相次いで投稿され、ロシア国内にも衝撃が広がっている。
公開された映像では、燃え盛るタンクから黒煙が立ち上る中、直径数十メートルとみられる円盤状の鋼製屋根が爆風で空中へ舞い上がる様子が確認できる。製油所や油槽所では極めて珍しい規模の爆発で、攻撃の激しさを象徴する映像として世界中で拡散された。ロイター通信によると、製油所は16日にもドローン攻撃を受けたばかりで、今回は主要精製設備「ユーロプラス(Euro+)」や二次処理設備、配管、石油製品の貯蔵タンクなどが被害を受けた。16日の攻撃では、原油蒸留装置「CDU-6」が損傷しており、復旧作業の最中に再び攻撃を受けた格好だという。
(参考記事:【写真】敵よりロシア軍を「火の海」にする北朝鮮のトンデモ兵器)
モスクワ製油所は日量約23万バレルを処理し、首都圏向けのガソリンや軽油などを供給する重要拠点である。ロシア国内では各地の製油所が相次いで攻撃を受けており、燃料不足や価格上昇も顕在化している。モスクワではガソリン価格を急激に引き上げた販売会社に対し、ロシア当局が事情説明を求める事態となった。
