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北朝鮮の執権エリート層には現在、北朝鮮が直面している問題を認識してはいるが、解決できる‘戦略的な計画’(strategic plan)がない高齢層が多いと、北朝鮮に駐在している西側高位外交官が明らかにしたと19日にRFA放送が伝えた。

放送によればこの外交官は最近、西側の国で開かれた非公開シンポジウムで、現在北朝鮮が直面している政治的、社会的、経済的問題について明らかにしたという。

北朝鮮では現在、以前のように住民に自分たちの意志を強要することができる力が執権エリート層に不足し、情報の統制もあまりできず、準市場経済を許容しなければならない状態だという。

この外交官は、北朝鮮は現在、中国が1970年代に経験した転換期を経験しているようであり、‘不安定で不安な所’(unstable, insecure)と言い、“北朝鮮の執権層は現在問題を抱えているが、そこから抜け出すことができない”と述べたと放送は伝えた。

だが、こうした問題のため、北朝鮮体制の崩壊が切迫しているわけではないとこの外交官は観測している。

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ただ、北朝鮮では現在市場化が見られ、大多数の名目上の職責だけがあり、国政には直接関与していない核心高齢幹部の退場が切迫しているため、“北朝鮮で変化が進んでいる”とこの外交官は明らかにした。

また、北朝鮮の執権エリート層が韓国のテレビを見たり、それに接近することができる力を持っており、南北間のおびただしい国力の差についても‘完全に’(fully)認識しているとこの外交官は説明している。

特に北朝鮮の執権エリート層は、北朝鮮の体制が現在の状態では持ちこたえることができないという認識と共に危機感を持っており、中でも食糧危機は政権の安保を脅かす要因であると認識しているという。

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更に、現時点で北朝鮮内部に反対勢力がいるという明らかな証拠はないが、‘党派的差’(factional differences)は存在しているとこの外交官が述べたと伝わった。