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北朝鮮政府が家族単位の脱北を阻むために連座制の適用を大幅に拡大していると北朝鮮の内部消息筋が伝えた。

この消息筋は25日、‘デイリーNK’との通話で、“最近両江道恵山地方で家族単位の脱北が増加し、国家が脱北と推定される失踪者たちの家族と親戚に対する監視と処罰を一層厳しくしている”と伝えた。

消息筋によれば14日に恵山市ソンフ洞に住んでいたAさんは、兄弟のBさん一家が中国に脱北したことを保衛部に申告しなかったという罪で‘労働鍛錬隊’に送られ、妻と子供たちは農村に追放されたという。

消息筋は“2月からヘタン洞を含めてソンフ洞やカンアン洞など国境の村で、16世帯が家族単位で行方不明になった”と述べ、“北朝鮮政府は家族単位の脱北が拡散することを防ぐために、‘見せしめ’の形で脱北者の家族を処罰している”と強調した。

北朝鮮政府はまた、中国に脱北した人と北朝鮮にいる家族の連携方法が中国産の携帯電話という点から、家族に失踪者が出た世帯を集中的に監視している。

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現在2人1組で編成された保衛部の要員が、移動用携帯電話の追跡機を持って鴨緑江の周辺や住宅街を巡察していると消息筋は伝えた。ドイツの製品という携帯電話の追跡機は、恵山市内だけでも数書芬gわれているという。

消息筋は“最近保衛部や保安署の携帯電話の監視が非常に強化された”と言い、“中国の携帯電話を持っていて摘発されて追放された人だけでももう40世帯を超えた”と話した。

6月初めに恵山市のカンアン洞で携帯電話を使って摘発されたチェさんという人が、保衛部の家宅捜査で発見された人民元6千ウィアン(韓国の約90万ウォン)が韓国の国情院からもらった工作資金という理由で拘束されて調査中だと消息筋は伝えた。

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恵山市では携帯電話を持っていて摘発された場合、去年までは‘労働鍛錬隊6ヶ月’か‘北朝鮮の貨幤70万ウォンの罰金’の刑を受けた。だが、今年からは携帯電話を所持していた者は‘教化刑2年以上’や‘罰金200万ウォン以上’となり、家族は他の地域の農村に追放されるなど、強化された措置が続いている。

消息筋は“国家では1人で中国に行く人たちよりも、一家全員で中国に行く人が民心により悪影響を与えると判断している”と述べ、“担当の保安員と保衛部の要員は‘手段と方法を選ばず家族同伴脱出を阻め’と人民班長を督促している”と北朝鮮の実態について説明した。