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脱北者出身の父と息子の運命の遍歴を描いた映画‘クロッシング’(監督キム・テギュン)の封切りを控え、同映画の童話が出版された。

‘クロッシング’は妻の病気を治療するために国境を越えて韓国まで来た北朝鮮の住民ヨンス(チャ・インピョ)と、父を探して北朝鮮から中国を経て、モンゴルに向かう息子ジュニ(シン・ミョンチョル)のすれ違いを描いた映画だ。

映画の原作を再構成して、子供たちが家族と一緒に読める童話にまとめた‘クロッシング’は、北朝鮮の平凡なジュニの家族を中心に、子供が見た北朝鮮の現実を語っている。

出版社ファンタウォックスが出版した童話は、客観的な視線で登場人物たちを見る映画と異なり、ジュニの目の高さで北朝鮮の現実を描いている。北朝鮮の普通の人たちが生きている咸鏡道の純朴な村をはじめとし、叙情的で感情がこもった絵が感動を伝えていると評価されている。

また、童話‘クロッシング’には私たちが知らない北朝鮮の言葉や、映画で使われる咸鏡南道のなまりを韓国語と比べている付録もついている。映画の中の北朝鮮の言葉と韓国の標準語を比べ、北朝鮮のサッカー用語も紹介している。

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童話‘クロッシング’には、映画の画面を敍情的な絵で再現した挿し絵が沢山ある。映画と童話を通じて、これまで国民の関心の外にあった北朝鮮の現実と人権問題を、より分かりやすく伝えることができるようになるだろう。