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李明博大統領が6日、国軍捕虜と離散家族問題、拉致被害者問題など人道主義的事案に対して、北朝鮮の積極的な協力を促した。

李大統領はこの日午前、国立顯忠園で開かれた53周年顯忠日追念式に参加し、追念の辞で“国軍捕虜と離散家族問題、拉致被害者問題がまだ解決していない”と語った。

李大統領は“国軍捕虜と離散家族の1世代は、もう70~80代に入った”と述べ、“この方々が分かれた家族と自由に往き来して、夢に描いた故郷に戻って来るように、政府は力を尽くす”と念をおした。

更に、“北朝鮮も人道主義的レベルでこの問題に積極的に協力することを要請する”と述べ、“私たちは既に、真正性と互恵性を持って‘宣言の時代’を越えて、‘実践の時代’に進まなければならない”と強調した。

また、“南と北が真に和解して協力し、朝鮮半島の平和と共同繁栄、そして統一のために力を尽くす”と言い、“これがこの地の自由と平和を守るために犠牲になった殉国先烈の魂を称える顯忠日の意味にも符合することだと考える”と明らかにした。

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李大統領は“大韓民国は地球上で唯一分断された国”と言い、“南北統一は7千万の韓国人の念願であると同時に、東北アジアの平和を左右する核心的な課題だ。南と北はこの間、対話と交流協力を続けてきた。満足な水準ではないが、それでも進展があった”と語った。

北朝鮮の核問題について李大統領は、“最近北の核問題も少し進展を見せている”と述べた。更に、“早いうちに北朝鮮の核問題の第2段階措置を終える6カ国協議が開かれると思われる”と明らかにした。

李大統領はまた、“北朝鮮が非核化のために国際社会と協力することを非常に肯定的に評価する”と言い、“現在進行中であったり、今後共に推進しなければならない交流と協力事業に対して、南北間の真剣な対話が必要”と強調した。

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李大統領は更に、“国をまた建てて、自由民主主義を守るために犠牲になられた先烈と護国英霊の栄転に謹んで頭を下げ、ご冥福を祈る”と述べ、“私たちは国権を奪われた後、今日まで一世紀の間、光復と建国、自由民主主義の守護のための戦争、そして産業化と民主化のうねりをせわしく経てきた”と語った。

更に、“こうした歴史のうねりに殉国先烈と国家有功者の献身と犠牲が染みていた”と述べ、“韓国国民はこれを土台に今日の誇らしい大韓民国を成した”と評価した。

李大統領は、“まだこの地のどこかに、一人きりで残された13万人以上の朝鮮戦争の戦死者の遺骸の発掘事業も、一層活発に推進する”と言い、“国のために犠牲になった方々は、国家が最後まで責任を負うという国家の無限責任の意志を必ず実践する”と約束した。

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また、“今年は建国60周年を迎える意味深い日”と述べ、“今や産業化と民主化を越えて先進一流国家に跳躍するという課題を抱いている”と語った。

李大統領は、“私たちの近現代史は、幾多の逆境と挫折の中でも絶えず挑戦して、また挑戦して乗り越えてきた‘意志の歴史’”と評価した。

更に、“私たちは植民支配の痛みと戦争の惨状の上に立ち、世界第10位圏の経済大国を作り、同時に民主主義に根付いて成熟させる‘希望の歴史’を創造してきた。私たちは今や、先進一流国家に向けた‘成功の歴史’を作っていかなければならない”と明らかにした。

また、“国内外の困難の中で、庶民の苦痛は一層大きい”と述べ、“政府は庶民の苦痛を減らすために最優先で政策を行う。政府はより低い姿勢で、耳を開いて国民の声を聞く”と念をおした。