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北朝鮮政府が、党中央の合同グループ(検閲団)の逮捕を避けて中国に脱出した20人余りの国境警備隊員の逮捕が遅れ、追加して逮捕組を派遣していると伝わった。

対北消息筋は8日、穏城郡のサンボン税関で、保衛司令部の合同逮捕組と思われる20人余りが、国境を越える準備をしている姿が捉えられたと知らせてきた。

消息筋は“サンボン税関で逮捕組と思われる20人余りの私服の要員が隊列を成して、責任者と思われる軍人の指示を受け、中国に渡るために待機する姿が捉えられた”と言い、“脱出した警備隊員たちの数が多くて、逮捕が遅れており、北朝鮮政府が追加して逮捕組を派遣するようだ”と伝えた。

更に、“北朝鮮政府は逮捕が遅れて脱出した国境警備隊員が韓国などの第3国に脱出することを憂慮しているようだ”と言い、“追加で逮捕組を派遣することは、それほど北朝鮮政府がこの事件を深刻な問題とみなしていることだ”と付け加えた。


消息筋は“彼ら逮捕組の要員たちは、サンボン税関を経て中国側に入り、緊急捜査員証(逮捕組の要員であることを証明する確認書)を中国側に提示して、人員点検を受けるなど、簡単な手続きを経て中国国内に移動し、逮捕活動に入る”と述べた。

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一方、逮捕組は現在、中国の国家安全部(韓国の国情院にあたる)の協力を得て、両江道の恵山と接境した長白と慈江道の満浦と接境した集安まで、捜索範囲を拡大しているという。

脱出した警備隊員の一部は現在、中国の国家安全部が逮捕し、まだ北朝鮮に護送されないで、中国側の調査を受けていると伝えられた。中国はこのうち、責任者は北朝鮮に送らない嵐閧ネので、北朝鮮側と一部で摩擦が予想されると、消息筋が伝えた。

この間、北朝鮮の国家安全保衛部は延吉、宣揚、上海にそれぞれ常時、逮捕組の組職を置き、指名手配者及び脱北者などを逮捕する活動をしてきた。

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逮捕組は中国の国家安全部の協力の下、検挙活動を行っている。中国の国家安全部が検挙対象者の所在などの情報を逮捕組に提供すれば、逮捕組の要員が検挙するという。

他の消息筋は“今回の合同逮捕組も、延吉などにいる組職の助けを借りて、逮捕活動をしているようだ”と言い、“しかし基本的な逮捕活動は、中国の国家安全部との共助の下で成り立つ”と語った。