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北朝鮮が3日、‘遺憾の意’を表明した国防部の電通文の受入れを拒否し、“軍の対応措置をとる”と警告したことと関連し、北朝鮮がとる行動をめぐり、様々な推測が出ている。

南北将軍級会談の北側団長(キム・ヨンチョル中将)はこの日午前9時25分頃、南側のクォン・オャ梼?ネ代表に送った通知文で、“南側の昨日の(返信電通文を通じて明らかにした)立場は弁明であり、軍の対応措置をとる”と明らかにした。

これに先立ち、北朝鮮軍は29日に韓国側に電通文を送り、キム・テヨン合同参謀議長の‘北朝鮮核攻撃時の先制打撃’発言に謝罪を要求し、“韓国が先制打撃をすれば、すべてが灰の山になる”と警告した。

国防部は電通文を受けた4日後の4月2日、北側に電通文を送り、“我々(南)側の人が発言した内容を、そちら(北)側が任意に解釈して問題にするのは非常に適切ではないと考える”と伝え、“非常に遺憾である”と反駁した。

国防部は特に、“我々は南北間の不可侵合意を誠実に守ってきており、こうした立場は今後も変化がない”という立場を伝えた。北朝鮮が3日に送った電通文は、韓国が送った返信に対する再返信である。

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北側の電通文に対して国防部は、関連部署と協議し、それに答える電通文を発送しない方針を決めた。

国防部のキム・ヒョンギ代弁人は、“前日に北側に送った電通文を通じて、南側の立場を充分に明らかにしたので、追加措置は取らない”と言い、“電通文を送る側が公開しない限り、相手側でも公開しないことが原則なので、北側の電通文自体を公開しない”と明らかにした。

北朝鮮が“軍の対応措置をとる”と警告したことにより、先月29日に北側が電通文で言及したとおり、軍の当局者を含む南側当局者の軍事分界線(MDL)の通過を全面的に遮断する措置をとると予想される。

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実際、10日に開城での植樹行事を控えていた京畿道のキム・ムンス知事も、北側が“情勢の変化があった”と伝えて事実上訪朝を拒否し、訪朝の日程が取り消された。

これ以外にも、北側が最近、西海でのミサイル発射などで軍事的緊張を高めており、追加の軍事的挑発の可能性も排除することができない。西海北方境界線(NLL)の海上での武力行使や、短距離ミサイルの発射など、更なる行動に出る可能性も提起されている。

キム・ソン}ン元海軍作戦司令官は‘デイリーNK’との通話で、“北朝鮮は去年から、ハンナラ党が執権すれば西海交戦を再び起こすと大っぴらに言ってきた”と述べ、“99年の延坪海戦、2002年の西海交戦に続き、3回目の西海交戦を起こす可能性が高い”と予想した。

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キム元司令官は、“NLLは紛争が頻繁にある地域で、西海5度地域は北朝鮮に近いため、我々にとっては不利な点が多い”と述べ、“北朝鮮側の挑発に対する、韓国軍の徹底的な備えが必要だ”と強調した。

更に、“東海上にミサイル発射実験をする可能性もあるが、私たちにとって脅威になるレベルではない”と言い、“北朝鮮が言葉で強く出るからといって臆病になれば、むしろ北朝鮮は一層飛びかかってくるだろう。(北側が先制攻撃をすれば)我々も軍事力で黙っていないという強い対応が必要”と指摘した。

匿名を求めた国策機関の研究員は、今後北朝鮮がとる可能性がある対南挑発と関連し、“1999年に金剛山で発生した‘ミン・ヨンミさん抑留事件’と似た事件が発生する可能性がある”と述べ、“開城や金剛山地域の韓国の民間人を、スパイ活動をしたという容疑で抑留する可能性もある”と語った。

‘ミン・ヨンミさん抑留事件は、’北朝鮮が1999年6月21日に金剛山観光に参加していたミンさんが、北朝鮮の環境監視員に対して帰順工作をしたという容疑で11日間抑留した事件だ。 

一方、李明博大統領はこの日、軍の中将進級と補職錐垂??ッた席で、“キム合同参謀議長の発言は、国会議員が問うから当然したもので、一般的な返答”と言い、“他の意味はない返事に対して、そのようにする(北朝鮮が緊張を醸成する)のは望ましくない”と、北朝鮮の度重なる強硬策に対する不快心を見せた。