北朝鮮の若者の間で、兵役の配属先として比較的待遇が良いとされる部隊を志願する動きが広がっている。米政府系放送のラジオ・フリー・アジア(RFA)が伝えた。

報道によると、北朝鮮では高校卒業生の多くが軍服務に就くことになるが、その際に配属先への関心が高まっている。中でも若者が志願先として挙げるのが、いわゆる「民警(民事行政警察)」と呼ばれる部隊だ。国境警備などを担うこの部隊は、他の前線部隊と比べて勤務環境や待遇が比較的良いことで知られているという。

ちなみに民警は、韓国ドラマ『愛の不時着』の主人公、リ・ジョンヒョクが所属する部隊だ。ただし、北朝鮮の若者がこの部隊を志願するのは、ドラマへの憧れというよりも、現実的な待遇面を重視した選好の表れだという。

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北朝鮮軍では配属は当局によって決定され、本人の希望が通る余地は極めて限られている。それでも、比較的余裕のある勤務環境や物資状況が期待できる部隊を志向する動きは、慢性的な食糧不足や厳しい服務条件を背景にした現実的な判断といえそうだ。