今回の会談は、条約締結65周年という節目を意識しつつ、朝中両国が政治・外交面での結束を改めて内外に示す場となった形だ。北朝鮮はロシアとの接近を進める一方で、中国との伝統的関係も引き続き重視する姿勢を鮮明にしており、中国側もまた地域情勢が不透明さを増す中で、朝鮮半島をめぐる影響力の維持を図る思惑がにじむ。今回の高官会談が、今後の人的往来や経済協力の拡大にどう結びつくかが注目される。

同通信の報道全文は次のとおり。

崔善姫外相が王毅外交部長と会談

【平壌4月10日発朝鮮中央通信】朝鮮労働党中央委員会政治局委員である朝鮮民主主義人民共和国の崔善姫外相が9日、錦繍山迎賓館で中国共産党中央委員会政治局委員である中華人民共和国の王毅外交部長と会談した。

崔善姫外相は、朝中両国の最高指導者同志たちが遂げた重要合意に従って伝統的な朝中友好・協力関係が新たな高い段階で活力に満ちて発展していることに言及し、社会主義という共通の理念を根本礎石としている朝中友好を両国人民の念願と利益に即して一層強化していこうとする朝鮮民主主義人民共和国政府の立場を表明した。

王毅外交部長は、習近平同志と金正恩同志が昨年9月に北京で歴史的な対面と会談を行い、中朝友好関係を新たな段階へ発展させる上で里程標的な意義を持つ根本指針を示したとし、国際情勢がいかに変わろうと中朝友好を立派に守り、立派に強固にし、立派に発展させていこうとするのは中国の党と政府の確固不動の立場であると強調した。

双方は、朝中友好協力相互援助条約締結65周年に当たる今年に、多面的な交流と協力を一層深化させ、両国の対外政策機関間の戦略的意思疎通と支持・協力を強化することで合意した。

会談には、わが方から外務省のキム・ミョンス副相をはじめとする外務省の活動家が、中国側から外交部長一行、王亜軍駐朝中国大使が陪席した。---