消息筋は、息子を失ったある家庭について「本来であれば平壌居住の対象となり得たが、評価が低かったため対象外となった」と説明。「20歳の息子を失いながら、まるで罪を犯したかのように肩身の狭い思いをしている」と語った。

また、戦傷者である「栄誉軍人」についても同様の差別が存在する。前線で突撃中に負傷したり、指揮官をかばって被弾したりした高位の勲章を授与され、新義州栄誉軍人経済大学への進学機会が与えられるが、そうでない場合は地方の工場などに配置されるとされる。

子ども世代への影響も大きい。別の咸鏡北道の消息筋は3月31日、「戦死者の子どもでも、父親の評価によって進学先が異なる」と述べた。ある戦死者の孫は南浦革命学院に入学したが、他の遺児が万景台革命学院に進んだことを知り、家族が落胆しているという。

「赤い貴族」のために

北朝鮮では「革命学院」と呼ばれる教育機関が特別功績者の遺児を対象とする一方、一般の孤児向け施設とは待遇が天と地ほども異なる。