脱北者や私事旅行(正式ビザを持つ)で訪中した北朝鮮住民が、韓国人を対象としたいかがわしい業種で働いていることが明らかになった。多くの北朝鮮住民は、安易に収入が得られるという誘惑につられているという。

現地事情に詳しい延辺の中朝貿易を営むビジネスマンは、次のように語った。

「最近、中国で韓国国民を対象にした電話詐欺やアダルトビデオチャットを運営する業者が増えているが、彼らは韓国語を話すことができ、不法滞在者である脱北者を雇用している」

「中国の親戚に支援をもとめて個人的に訪問(親戚訪問)した北朝鮮住民や、ビザを持って訪中する住民もこうした不法業種に就いている」

こうした北朝鮮住民は、違法な仕事と知りつつも「簡単に収入が得られる」という業者の甘い言葉に釣られて働く。また、中国では北朝鮮の男性よりも女性が相対的に金稼ぎが容易だ。

男性は中国で親戚から金銭的な援助を受けると、すぐ北朝鮮に戻るケースが多いが、女性の場合は中国に滞在して、こうした方法で金を稼ぐという。

電話詐欺やアダルトビデオチャットの仕事をするためには、北朝鮮の訛りや言葉をなおさなければならない。そして、業者が提供した家から電話詐欺を行う。電話をするだけで「一ヶ月に3、4千中国人民元(52万~70万ウォン)程度稼ぐこともある」とのことだ。

脱北女性よりも、北朝鮮から旅券を所持して出てきた女性のほうが、身元が安全であるため、こうした違法な仕事を探しやすい。稼ぎも見込めて、北朝鮮の家族に送金もできることからこうした不法業種で働く女性が増えているという。

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