一方で、農村部でも比較的裕福な層の食卓にはコメや肉、魚が並ぶこともあり、生活格差が顕著になっている。こうした格差は子どもたちの間にも影を落としている。
情報筋は「貧しい家庭の子どもが裕福な家庭の子どもに劣等感を抱き、コメを食べたと嘘をついてからかわれるなど、争いに発展するケースもある」と証言。「幼いながらも恥ずかしさを感じ、空腹を隠そうとするが、結局は周囲に知られてしまう」と述べた。北朝鮮の農村に広がる食糧難は、単なる生活苦にとどまらず、社会的な分断と不満の拡大へとつながりつつある。かつての大飢饉を想起させる兆候が、再び現実味を帯び始めている。
