両江道恵山市でも同様の動きが確認されている。現地消息筋によれば、30代の男性が先月末、白岩郡の住宅建設突撃隊に志願した。この男性は経済的事情から結婚式を挙げられず事実婚の状態で暮らしていたが、生活苦を巡る口論が絶えず、最終的に突撃隊への参加を決めたという。

同消息筋は「誰も行きたがらない突撃隊に志願するほど追い詰められているということだ」と語り、生活難が背景にあると指摘した。

一方、北朝鮮の朝鮮労働党機関紙「労働新聞」は最近、各地の若者が主要建設現場へ「志願」しているとする記事を相次いで掲載している。国家の重要事業を担う若者の献身として称賛する内容だが、実際には生活苦に追い込まれた末の選択との見方が内部からは聞かれる。

さらに、家庭に経済的余裕がある若者は、幹部に賄賂を渡して突撃隊への動員を避ける傾向が強いという。賄賂は少なくとも1000元(中国人民元)程度とされ、貧富によって進む道が分かれる現実が広がっている。

消息筋は「金のない家庭の若者は厳しい建設現場へ行くしかなく、余裕のある家庭の若者は金で回避している」と語る。その結果、若者の間では「家の事情で人生が決まる」という認識が強まり、社会への失望感とともに「どうにかして金を稼ぎたい」という意識が一層広がっているという。