金正恩氏が娘を後継者に据える構想は、数年では終わらない長い政治工程になるとみられる。その間には権力エリートの思惑、軍部の利害、さらには国民の静かな不満など、数多くの不確定要素が存在する。

もしその過程で統治の失敗や経済危機、エリート層の亀裂が重なれば、「四代目王朝」を作る試みは体制の安定ではなく、逆にその脆さを露呈させる契機になりかねない。