「早く開けろ」金正恩を激怒させた”最新ホテル”の悲惨な話
朝鮮労働党機関紙『労働新聞』によれば、金正恩氏は竣工式当時、「すべての要素が固有の魅力を生かし、実用性と多様性、造形美と芸術性が高い水準で実現された」と満足感を示した。しかし実際には、「観光文化を代表できる革新的文明」の水準には遠く及ばないのだ。
今回の事例は、第9回党大会を前に目に見える成果づくりに没頭する北朝鮮内部の雰囲気をそのまま映し出している。実際、国家が重視する主要な建設現場では、党大会前の完工を目標とした総動員体制が続いている。昼夜を問わず、まさに“戦闘”のような工事が続いているという。そして、その結果として頻発しているのが悲惨な事故の数々だ。
(参考記事:「いずれぜんぶ崩壊」金正恩自慢のタワマン、目撃者ら証言)
情報筋は「主要建設は無条件で党大会前に終えなければならず、夜間作業は当たり前になった」とし、「日程に間に合わなければ政治問題に発展しかねず内部の雰囲気は殺伐としている」と語った。
さらに「三池淵のホテルのように『竣工した』とされながら実際にはまともに稼働しない施設を見ると、党大会を前に成果を誇示することにどんな意味があるのか考え直さざるを得ない」とし、「現場には負担だけが残り、幹部や労働者の疲労と圧迫ばかりが積み重なっている」と述べた。
