12日にソウルで開催予定った「南北当局会談」が北朝鮮による一方的な通知により中止されたことと関連、中国のネット市民は北朝鮮をこれ以上信頼できないとし、予測不能の態度を批判した。

中国版ツイッターの「ウエイボ（微博)」で、あるネット市民は「（北朝鮮が格にこだわるのは）言い訳に過ぎない。各種政策において風まかせな北朝鮮には実に失望」と批判した。別のネット市民は「このような姿は（我々に）改めて金氏一家は信義がないことを確認させる」とコメントした。

また別のネット市民は「韓国側が提示した首席代表のほうが北朝鮮よりも格が少し高いようだが、北朝鮮は書記局局長が長官級だと主張している。このことから北朝鮮は韓国を軽視しているとも受け止められ、正常国家でないことも示している」と批判した。

このような決定を下した独裁者、金正恩を直接的に非難するコメントも見られた。

あるネット市民は「三番目の豚（金正恩氏）は人民に食べ物を満足に与えていないくせに格を云々する資格は無い。食糧問題を解決した後に再度韓国と会談せよ」とコメントした。別のコメントでも「（金正恩は）住民が飢え死にすることよりも見栄を重要視するようだ」と指摘した。

中国のネット市民は中国当局が勝手な行動をためらわない北朝鮮に適切な措置を取るべきと要請。あるネット市民は「北朝鮮は中国を篤く信頼しているようだが、（中国）政府も今回のような事態には様子を見守りながらも強力な措置を取る必要がある」と主張した。