同通信の報道全文は次のとおり。
敬愛する金正恩総書記が朝鮮人民軍近衛第1空軍師団管下の飛行連隊を訪問し、訓練を指導
【平壌5月17日発朝鮮中央通信】朝鮮労働党総書記で朝鮮民主主義人民共和国国務委員長である敬愛する金正恩同志が5月15日、朝鮮人民軍近衛第1空軍師団管下の飛行連隊を訪問し、各空軍飛行隊の対空戦闘および空襲訓練を指導した。
朝鮮労働党中央委員会の指導幹部である朴正天同志、趙春龍同志、金正植同志と朝鮮労働党中央委員会の李炳哲軍需政策担当総顧問、国防科学院のキム・ヨンファン院長が同行した。
朝鮮人民軍の金光赫空軍司令官(空軍大将)と空軍の各師団長が、金正恩総書記を迎えた。
金正恩総書記は、航空武力装備の開発に関する需要者と生産者間の合意結果と展望計画に対する報告を受け、高レベルの新世代の航空攻撃および対空兵器システムの開発に関する党中央の見解について明らかにし、その実現のための重要な課題を示した。
金正恩総書記は、飛行指揮所の監視台に上がって各空軍飛行隊の対空戦闘および空襲訓練を指導した。
訓練は、相異なる方向から来襲する敵の巡航ミサイルと自爆無人攻撃機を探索、追跡、掃滅するための対空防御任務と、様々な電子手段を活用して敵の無人攻撃機を無力化させ、掃滅する戦闘任務に、飛行隊と対空ミサイル区分隊、電波探知機区分隊と電子戦区分隊を熟練させるのに目的を置いて行われた。
また、新しい長距離精密滑空誘導爆弾の適用実験と対象物に対する飛行隊の襲撃戦闘訓練も行われた。
相異なる方向から来襲する敵の巡航ミサイルと自爆無人攻撃機を探索、追跡、掃滅するための対空防御戦術任務で各対空ミサイル区分隊と探知・電子戦区分隊は、空中目標を探索、追跡する任務だけを遂行し、各飛行隊は実戦の環境のように空中当直区域で哨戒飛行任務を遂行中、来襲する空中目標を探索し、追撃・掃滅する方式で行われた。
訓練を通じて、近衛第1空軍師団管下の各飛行連隊の対空防御能力が検証された。
金正恩総書記は、実戦で課される任務を遂行する各対空部隊の能力を判定し、必要な対策を立てるのがとても重要な問題であるとし、今日のような訓練が飛行士たちを現代空中戦闘法に熟練させる上で非常に有益な訓練であると強調した。
金正恩総書記は、国家対空防御システムの戦闘的効率を一層高める上での理論的・実践的問題に対する党中央の見解を披歴し、航空武装システムと対空防御手段、探知・電子戦統合システムと対無人機統合システムの開発方向に関する重要な課題を示した。
対空戦術任務を完璧に遂行した近衛第1空軍師団管下の各飛行隊は、卓越した軍事思想と先見の明のある軍事的英知、精力的な指導で国家の安全と人民の安泰のためにわが軍を百戦百勝の革命強兵に一層強化し、発展させている金正恩総書記への最大の敬意を表するために、監視所の上空を超低空飛行で通過した。
金正恩総書記は、空軍飛行隊の表敬に答礼し、飛行士たちがわが空軍の戦闘的信頼性を実践の行動で証明し、戦争準備の完成の立派な模範を示したことに大きな満足の意を表した。
ヘリコプターによる敵の無人機の掃滅と海上目標に対する飛行隊の精密爆撃訓練についで、無人戦略偵察機、多目的無人機の示威飛行が行われた。
金正恩総書記は、戦争の勝敗は訓練場ですでに決まり、いつも祖国守護、革命防衛の崇高な使命感を抱いて戦闘政治訓練に心身をことごとくささげるとき、神聖なわが国家の空と地、海はいかなる敵もあえて手出しできない鉄壁の要塞として一層うち固められると述べ、全軍の各部隊が恒常的な臨戦態勢、緊張状態で戦争の準備において画期的転換をもたらすべきだと強調した。
金正恩総書記は、訓練に参加した飛行士たちに会って祖国と人民が信頼できる戦闘能力を遺憾なく示したことを高く評価し、空軍の指揮メンバーと飛行士たちに感謝を与えた。
金正恩総書記は、空軍の全ての将兵が今後も無比の勇敢さ、英雄的戦闘精神をもってわが国家の領空安全と人民の安泰をしっかり守り抜くものとの確信を表明し、意義深い記念写真を撮った。
金正恩総書記が与えた大いなる信頼を受けた空軍は、「われわれは党の出撃命令だけ待っている!」というスローガンを高く掲げ、航空作戦戦闘能力を万般に整えることで、党中央の親衛軍、革命防衛の第一の決死隊としての栄誉ある使命を全うする決意を固めた。---
