北朝鮮外務省は20日、日本が九州に長射程ミサイルを配備すれば「恒常的な緊張激化を招く」とする談話を発表した。朝鮮中央通信が伝えた。
日本政府は有事の際、敵の射程外から攻撃できる長射程ミサイルを、来年3月までに九州に配備することを検討している。
これに対し、外務省日本研究所政策室長名で出された談話は「地域の特定国家を任意の瞬間に迅速攻撃できる長距離打撃手段まで配備しようとするのは日本の軍事的膨張がごく重大な段階へ進化していることを視覚的に示している」と非難。
さらに、「再侵略の機会だけをうかがい、周辺諸国を射程圏内に入れようとする日本の無分別な先制攻撃能力保有はかえって列島を正義の地域諸国の照準鏡内に共同標的として露出させる正反対の結果だけを自ら招くことになる」とけん制した。