エジプト・アラブ共和国駐在の馬東煕(マ・ドンフィ)北朝鮮大使(イエメン共和国兼任)は18日、朝鮮中央通信の質問に答える形で、イエメンに対する米国の軍事攻撃を非難した。朝鮮中央通信が伝えた。
米国のトランプ大統領は15日、イエメンの反政府武装組織フーシ派が紅海で船舶などに攻撃を仕掛けていることへの措置として、米軍がフーシ派の拠点に空爆を行ったと発表した。
馬氏は、米軍の攻撃によって「子どもと女性をはじめとする百数十人の罪のない平和的住民が殺害されたり負傷したりし、莫大な財産被害が発生した」と指摘した。
また、「米国の今回の軍事攻撃行為は、国連憲章をはじめとする諸般の国際法に対する乱暴な違反であり、何によっても正当化されない他国の領土主権に対する露骨な侵害行為である」と非難した。
そのうえで、「国際社会は当然、地域の平和と安定を重大に破壊する米国のならず者のような振る舞いに重大な憂慮と抗議を示すべきであり、米国は自国の国際的孤立を招く無差別的な力の使用を即時中止すべきであろう」と主張した。