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北朝鮮がタブレット端末(三池淵)発売に続き、韓国のスマートフォンに類似の機狽?揩ツ新型携帯電話を発売し、住民に販売しているという。価格は従来の携帯電話に比べ、二倍近く高価なため現在使用する住民は極少数だが、次第に新型携帯電話の需要が増加するだろうと消息筋は推測する。

消息筋によれば、今回発売された新型携帯電話の名称は「音声パッド機」であり、機能性はインターネットが使用できない点を除けば韓国のスマートフォンとほぼ同じである。タッチボタン、音声認識、タッチペン、TV視聴、外国語辞典、ゲームなどが使用可能だという。

両江道恵山の消息筋は7日、デイリーNKに「携帯電話の表面が液晶でできたバータイプの『音声パッド機』という機器が新たに登場し、幹部や若者の間で人気だ。インターネットは使えないが、ゲームや朝鮮中央通信の視聴、タッチペンを使用したメモなどの機能があり、富裕層の間で脚光を浴びるのでは。『音声パッド機』はフォルダタイプ、スライドタイプなどの旧型とはデザインや機能が全く異なる」と伝えた。

さらに消息筋は「新たに発売された機器の値段は600ドル。北朝鮮ウォンでは480万ウォンと、米740キロ程度が買える値段。高位層を除く一般住民は購入不可能な高価な製品だ。現在、一般機器100台当り1台の割合で生産されており、高価なため恵山市の高位幹部5人程度が使用している。機器の値段とは別途、使用者は8ドルのカードを購入して使用するのが一般的。この額だけでも米10キロが買えるため、一般住民には手が届かない」と強調した。

また「高位幹部だけでなく、最近増加中の振興富裕層を狙っての発売ではないかと思われる。新型機器はドルで販売されるため、それなりのドル稼ぎの収入源となる」と説明した。

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北朝鮮は2008年、エジプトの通信会社であるオラスコムに対し、4億ドルの投資を受ける条件で移動通信網独占権を譲渡。その後、オラスコムと北朝鮮の合弁企業である「コリョリンク」が設立された。現在、加入者は150万名程度。昨年末、「カンソンlット網」が新たに設置されるなど使用者が急増している。