北朝鮮が自国の兵士をロシアに派兵し、多くの戦死者を出しているとの情報は、同国内でもかなりの範囲に広がっているようだ。息子を軍隊に送り出した親たちは、その安否を確かめようと必死になり、兵役を控えた息子を持つ親たちは、何としてでも軍隊に送るまいと関係各所に働きかけている。
全国に不安や不満が広がる中、当局が対策に乗り出した。米政府系のラジオ・フリー・アジア(RFA)が報じた。 (参考記事:息子の「ロシア派兵」を阻止すべく半狂乱で駆けずり回る北朝鮮の親たち)平安南道(ピョンアンナムド)の情報筋によると、徳川(トクチョン)自動車工場で先月13日、全従業員を集めての会議が開かれた。徳川市保衛部(秘密警察)の幹部は、次のように命じた。
「11軍団(暴風軍団)と関連する流言飛語(デマ)を流す者がいれば、必ず通報せよ」
「さもなくば、反体制勢力と結託した分子として処罰する」
(参考記事:「捕虜になった北朝鮮兵」家族はこうして殺される)
現地では昨年末から、各地域の朝鮮労働党委員会が、戦死した兵士の遺族に「戦死証」を授与する行事を開いている。これは国家表彰の一種で、受け取った遺族は様々な特典が得られる。
