同通信の報道全文は次のとおり。

朝鮮ミサイル総局が新型極超音速中・長距離弾道ミサイルの試射を行う

【平壌１月７日発朝鮮中央通信】朝鮮民主主義人民共和国ミサイル総局は１月６日、新型極超音速中・長距離弾道ミサイルの試射を成功裏に行った。

朝鮮民主主義人民共和国ミサイル総局長である張昌河大将と国防科学研究機関の責任幹部らが現場で試射を指導した。

朝鮮労働党総書記で朝鮮民主主義人民共和国国務委員長である敬愛する金正恩同志が、新型極超音速中・長距離弾道ミサイルの試射をテレビ監視システムで参観した。

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新たな戦略兵器システムの試験は、変化する地域の安全環境に応じて潜在的な敵に対する戦略的抑止の持続性と効率を向上させるための国防力発展計画事業の一環である。

新型極超音速ミサイルのエンジン胴体の製作には新しい炭素繊維複合材料が使われ、飛行および誘導制御システムにもすでに蓄積された技術に基づく新しい総合的かつ効果的な方式が導入された。

金正恩総書記は、試射の結果に大きな満足の意を表し、新たな兵器システムに関して次のように披歴した。

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今回の試射は、現在、敵対勢力によって国家に加えられる様々な安全脅威に対処して、われわれが極超音速中・長距離弾道ミサイルのような威力ある新型兵器システムを絶えず更新していることを疑う余地もなく証明した。

このような兵器システムを保有した国は世界に数カ国しかないであろう。

新型極超音速ミサイル開発の基本目的は、全ての軍事強国の志向的な目的と同様、われわれも戦場の形勢を変える手段、すなわち誰も対応できない兵器システムを戦略的抑止の中核軸に立て、国の核戦争抑止力を引き続き高度化しようとするところにある。

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これは、攻撃的な構想と行動ではなく、明白に自衛のための構想と努力である。

今日の試験の結果が見せているように、予想した戦闘的性能を完璧に備えたミサイルシステムの実効性が確認された。

われわれの最新型極超音速中・長距離ミサイルシステムの性能は、世界的に無視できず、いかなる稠密（ちゅうみつ）な防御の障壁も効果的に突破して相手に甚大な軍事的打撃を加えることができる。

今回の戦略兵器の試験を通じてわれわれは、展望的な脅威にも十分に対処できる無尽蔵な自らの国防技術力の潜在性と発展テンポを誇示し、自分の合法的利益を守るためにわれわれが何をしており、また任意の手段も使用する万端の準備ができていることを敵にはっきり見せ付けた。

極超音速ミサイルシステムは、国家の安全に影響を及ぼしかねない太平洋地域の任意の敵を確実に牽制するようになるであろう。

われわれは決して容易ならぬ技術力を獲得した。

これは当然自負すべき自衛力強化における明白な成果であり、一つの特大出来事である。

新型戦略兵器システムの成功裏の開発に寄与した全ての研究者と技術者、軍需工業企業所の労働者に感謝を表する。

平壌市郊外の発射場で東北に発射されたミサイルの極超音速滑空飛行戦闘部は、マッハ１２で１次頂点高度９９．８キロ、２次頂点高度４２．５キロを記録し、予定された飛行軌道に沿って飛行して１５００キロ離れた公海上の目標想定水域に正確に着弾した。

試射は、周辺諸国の安全にいかなる否定的影響も及ぼさなかった。

軍事強国を目指す朝鮮民主主義人民共和国国防力の発展の流れは一層加速されるであろう。－－－