さらに、「ロシアに国境地域出身の兵士は派遣せず、平安南道、咸鏡南道など内陸部の汚れのない出身(身分に問題のない)の兵士だけを選抜して送った」という根拠不明の噂も流れ、心配をさらに煽っている。
(参考記事:北朝鮮軍が「長期的な弱体化」を宿命付けられた決定的な理由)なにかの事件の噂で社会不安が起きると、朝鮮労働党や保衛部がかん口令を敷くなど沈静化に乗り出すものだが、今のところ、そのような動きはないと情報筋は伝えている。そして、やはりワイロで問題を解決しようとする人も現れた。
「一部の幹部は自分の子どもが派遣されることを恐れて、お金をかけてでも対象にならないように努力している。力のない一般住民は運命に任せるしかないとため息をついている」(情報筋)