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同通信の報道全文は次のとおり。

金與正党副部長が談話発表

【平壌10月12日発朝鮮中央通信】朝鮮労働党中央委員会の金與正副部長が12日、発表した談話「韓国軍部は重大な主権侵害挑発の主犯、または共犯の責任から逃れがたいであろう」の全文は、次の通り。

最も稚拙(ちせつ)で無知覚で非常識な大韓民国が、今回起きた無人機侵犯事件の責任から逃れようと生まれつきの体質通りに常套的な手口に執着している。

韓国の軍部ごろつきは、われわれの外務省の重大声明が発表されると、「そうしたことはない。

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まだ状況を把握していない」「軍が北韓に無人機を飛ばしたことはない」「民間団体が飛ばしたかどうかは確認しなければならない」と厚顔無恥かつ幼稚な弁解で言い逃れながら、責任の回避に汲々とした。

軍部がしていないとずうずうしく否定するとして、わが国家に対する重大な主権侵害行為を難なくうやむやにし、国際社会の懸念の視線を避けられると考えるなら、誤算である。

民間団体が飛ばす無人機が国境を意のままに行き来するのを軍部が識別さえまともにできなかったのなら、確かに問題の種になるであろう。

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いつも、自分らの「水も漏らさぬ探知および追跡能力」について大げさに宣伝していた韓国軍部ではないか。

飛んで行く鳥の群れを見ても「北の無人機」と思ってびっくりし、神経をとがらせていた軍部が、突然めくらにでもなったのか。

自分の地域から飛び立った無人機が数回にわたって国境を横断した事実自体も確認すべき問題と言うのだから、大韓民国の国民がそんな軍部に向かって何と言うか気になる。

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相手国の首都を侵犯してビラを散布すること自体も重大な政治的挑発、主権侵害と見なされるが、それを運んだ手段が他ならぬ無人機である事実が、今回の事件の重大さの基本核である。

軍事的な多目的手段として厳然と世界に公認されている無人機を利用して、他国の主権を公然と侵害する挑発行為を自国民が強行したにもかかわらず、挑発に見なされうるそのような侵害手段が交戦相手国の国境を越えて武力衝突の危険性を拡大する事態が発生しかねないにもかかわらず、軍が袖手傍観したのなら、それは故意的な黙認、共謀であり、無人機侵犯事件の主役が他ならぬ軍部ごろつきであるという明白な傍証である。

まさに先日、「国軍の日」に「国民と共に」を唱えて「強い国軍」とおだてた連中が窮地に陥ると、その国民をためらわずに自分らの盾に取る低劣な言い訳に汲々とするのは、大韓民国の軍部一味の卑劣さと醜悪さをありのままさらけ出すだけである。

彼らの言葉通りなら、軍隊でないわれわれの民間団体が無人機でソウルの大統領室の上空に政治扇動ビラをばら撒くとしても、問題にならないということであろう。

果たして、そんなことが実際に起きる場合、韓国政府、特に軍部ごろつきがどのように青筋を立てて反応するか見守るつもりである。

結論的に、韓国軍部が直接強行したか、積極的な助長、あるいは黙認の下で反共和国主権侵害挑発が仕掛けられたということである。

実際に、韓国国防部長官は民間に転嫁しようとしたお粗末な弁解が通じなくなると、急変して「戦略的に確認してやることができない」「国家安保上、作戦保安上確認できない」と曖昧模糊(あいまいもこ)の立場を示した。

否認も認定もしないこのような態度は、とても否認できないため、初めから認定もしないという心理の発露として、韓国軍部そのものが今回の事件の主犯であるか、共犯であることを自認したことになる。

これは、「確認してやることができない」主権侵害挑発が繰り返されても、それが戦争の勃発(ぼっぱつ)につながっても、自分らには何の責任もないことを公開的に宣布したこと同様である。

われわれがすでに予想した通りに、世界が随時目撃した通りに、韓国は今回も常習的な弁解と奇形的な思考で作り出した強弁で真相を歪曲(わいきょく)し、世人を欺瞞(ぎまん)しようとしている。

国民の生命を掛けて賭博しようとする危険な連中の俗物としての根性と驚愕すべき真面目が再び全世界にさらけ出された。

明白にしておくが、挑発的なゴミ風船劇を最初に演じたのも韓国のくずの群れであり、われわれの警告にもかかわらず汚い悪習を捨てず事態を引き続き悪化させてきたのも韓国の連中である。

われわれが「ゴミ風船」を飛ばせたのがこれまで28回もなると騒ぎ立てて盗人猛々しく振る舞っているが、それが何回かを数える前に、越境逃亡者らのくずの団体がそれを何回やったのかをまず発表する方がよかろう。

われわれの全ての行動は徹底的に、対応の原則に基づいて施行された必然的措置である。

まるで、われわれの対応が無から有へと突然生じたかのように世論をまどわそうとしても、思う通りにはいかないであろう。

われわれは、今回の無人機挑発の主体、その行為者が誰であれ、それには全く関心がない。

軍部ごろつきであれ、越境逃亡者のくずの団体であれ、いずれも鉄面皮な大韓民国の一味であるという事実を直視するだけである。

今一度、明白な立場を明らかにするが、われわれは国境線越しに大韓民国発の反共和国政治扇動ゴミを乗せた無人機が再び共和国の領空を侵犯する場合、その成分を問わず強力に対応する報復行動を取るであろう。

これは、考慮する余地もない主権国家の自衛権行使である。

ソウル市と大韓民国全域を標的に作っておきながらも、自国民の生命を俎上(そじょう)に上げておきながらも、情勢激化と武力衝突を防ぐためのまともな立場ひとつ示すことができず、蛮勇に浮ついて空威張りとくだらない弁解だけを並べ立てる連中は間違いなく、国民の指弾の声だけを聞くことになるであろう。

繰り返される挑発の際、即時与えられる代償について悩み、対処する方がよかろう。

韓国軍部がいくら表裏がある鉄面皮さと非常識な強弁で自分らが働いた主権侵害挑発の責任から逃れようと浅知恵に走っても、神聖不可侵のわが国家の主権を乱暴に侵害し、安全に重大な危害を及ぼした代償は、どんな方式によってでも必ずどっさりと払うことになるであろう。

みの着て火事場へ入る韓国軍部の頑強で剛勇な無謀さと大胆な姿勢が、大韓民国の真の安全を守れるか、国民の評価を受けることを願う。

今一度、再確言するが、われわれの外務省が明らかにしたように、ソウルと大韓民国の軍事力を崩壊させるわれわれの攻撃開始時間は現在、われわれの軍事行動計画には記されていない。

その時間は、われわれが定めるのではない。

ただ、われわれの首都上空で大韓民国の無人機が再び発見されるその瞬間、凄惨な惨事は必ず起きるであろう。

私個人的には、そのようなことが起きないよう祈願する。---