韓国軍合同参謀本部は21日、数人の北朝鮮軍兵士が20日午前11時ごろ、境界線を一時侵犯したと明らかにした。韓国軍が警告放送と警告射撃を行ったところ、兵士たちはすぐに北側に戻ったという。
今月に入り、北朝鮮軍が軍事境界線を侵犯したのは3回目。いずれの場合も、北朝鮮軍兵士は軍事境界線を挟む中部の非武装地帯(DMZ)内で作業中だった。警告を受けて北側に戻ったのも同様で、合同参謀本部は意図的な侵犯ではないと判断している。
北朝鮮軍は最近、DMZ内の約10カ所でそれぞれ数十人から数百人を動員し、地雷埋設や道路補強などを行っている。