北朝鮮の女子大生200人が堕とされた「鬼畜行為」

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FNNプライムオンラインは4月30日、北朝鮮当局が「韓国ドラマを見たり流布したりしても、正直に告白すれば許す」というキャンペーンを展開していると報じた。金正恩政権は重罰をもって韓流を取り締まってきたが効果が上がらず、苦肉の策に出たようだ。

北朝鮮で韓流の視聴が減らない裏には、かなり根深い事情があるのだ。

北朝鮮の平壌で4年ほど前、200人もの女子大生を売春させていた組織が摘発され、首謀者らが公開処刑さる事件があった。

米政府系のラジオ・フリー・アジア(RFA)によれば、市内の東大院(トンデウォン)区域にある総合レジャー施設・紋繍院(ムンスウォン)の責任者が、有名映画俳優、平壌音楽舞踊大学、平壌演劇映画大学の教授らと組み、組織売春を行っていた。

彼らは学生たちに「1カ月に500ドル(約5万3000円)以上儲かる仕事がある」などと声をかけ、施設内のカラオケ店で売春させていた。北朝鮮では大金と言えるが、学生たちには誘いに乗らざるを得ない事情があった。

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一方、黄海北道(ファンヘブクト)の沙里院(サリウォン)では2022年8月13、男子学生20人が、韓流コンテンツを視聴したり、販売に関わったりしたとして、公開裁判にかけられた。

デイリーNKの内部情報筋によると、彼らの中でも沙里院工業大学の学生2人は、韓流の販売に関わって摘発され処罰を受けた前歴があったにもかかわらず、再び学費の調達のため、2年間にわたり韓流コンテンツの入ったUSBメモリやSDカードを密売していた。

この2人に対しては、反動思想文化排撃法の不順録画物の流通及び販売の罪で、15年の労働教化刑(懲役刑)という重い判決が下された。他の18人に対しては、7年から10年の実刑判決が下された。

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(参考記事:北朝鮮の女子高生が「骨と皮だけ」にされた禁断の行為

「学費調達のため」という犯行動機を見て、「北朝鮮では教育は無料ではないのか」と首を傾げた読者もいるだろう。だが、それは北朝鮮当局のプロパガンダに過ぎない。実際は、入学から卒業に至るまで、様々な「費用」を要する。つまり、教授や大学関係者へのワイロだ。

そのために、犯罪に手を染めたり、売春を行ったりする学生が跡を絶たないのが、北朝鮮の学生生活の現実だ。中には、違法薬物の取引に手を染める学生らもいる。今や韓流コンテンツの密売は、正規の商売でカネを稼ぐ手段を持たない北朝鮮の学生たちにとって、ハイリスクながら貴重な収入源になっているのだ。