北朝鮮の金正恩総書記（国務委員長）が15日、名前が「ジュエ」とされる娘と江東（カンドン）総合温室の竣工および操業式に出席した。

同通信は、江東総合温室について「温室野菜栽培の知能化・集約化水準において先進的で、現代性と文化性、実用性が確固と保障された江東総合温室は、人民の権益と福祉増進のための事業を最重大国事とし、億万金を惜しみなく傾ける朝鮮労働党の以民為天、為民献身の政治理念と滅私奉仕精神がもたらした記念碑的建造物であり、わが国家の飛躍的発展ぶりが凝縮したモデルの実体である」と伝えた。

操業式には、朝鮮労働党中央委員会政治局常務委員会委員の金徳訓（キム・ドックン）内閣総理と労働党中央委員会の書記、武力機関、省、中央機関、平壌市内の活動家と軍人建設者、江東総合温室の活動家と従業員、平壌市民らが出席した。

党中央委員会政治局委員で党中央委員の李日煥（リ・イルファン）書記が操業の辞で、「指導者への絶対的な忠実性に根ざしたわが軍隊の不敗の力を宣揚して、建設の各工程、各要素に純潔な良心と惜しみない真心を尽くした軍人建設者と、蒸し暑い夏にも、寒い冬にも工事場で夜を明かして将兵の戦闘的熱情を増した軍人家族の温かい汗と努力が現代性と先進性、便利さと独創性が具現された温室棟と千数百世帯分の住宅に濃く染み込んでいる」と述べた。

金正恩氏が激励の辞を述べ、「国家の前に立ちはだかる全ての挑戦と困難がわが軍の優先的な撃滅標的であるなら、党と人民の宿願を成就するのはわが軍の先占目標です。これは変わることのないわが軍の本性です」などと強調した。

金正恩氏が竣工および操業のテープカットを行い、江東総合温室を見て回り、「おいしくて栄養価の高い各種の野菜品種の生育環境を科学的に、バランスをとって保障するばかりでなく、一般栽培方式に比べて画期的な生産性を保証する敷地節約型、省力型の総合温室の完工によって温室野菜栽培の新しい領域と境地が開拓されたと述べ、江東地区の目覚ましい変革ぶりは自力、自存の気概の中でさらに強くなる朝鮮式創造闘争の誇らしい縮図である」と語った。