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北朝鮮の金正恩総書記の妹、金与正(キム・ヨジョン)朝鮮労働党副部長は7日に談話を発表し、朝鮮半島西側海上の南北軍事境界線にあたる北方限界線(NLL)付近で6日に北朝鮮軍が砲撃を実施したと韓国軍が発表したことについて、爆薬による「欺瞞作戦」に韓国軍がだまされたものだと主張した。朝鮮中央通信が伝えた。

金与正氏は談話で、欺瞞作戦は「折に触れ、『精密追跡監視』だの、『原点打撃』だのと言って虚勢をはり、空元気を出す大韓民国軍部ごろの実際の探知能力を試して、火を見るより明らかな無理押し主張をするはずの彼らにひどい恥をかかせるため」に行ったと明らかにした。

そのうえで「このような無知な軍部ごろの誤判と臆測、無理押し、負けん気によって予想外の事件が生じる場合、1000万以上の人口が密集しているソウルがどんな危険に露出するかを一度考えてみろ」として、偶発的な軍事衝突のリスクに言及。

さらに「すでに宣明したように、もし、いささかの挑発でも仕掛けてくる場合には、わが軍隊は即時の火の洗礼を加える」として、対北強硬姿勢を取る韓国側をけん制した。

これに対し韓国軍合同参謀本部は「低級な扇動で韓国内の対立を起こそうとする常とう手段に過ぎない。韓国総選挙を控えて予想される挑発を注視している」と反論している。