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北朝鮮の国家航空宇宙技術総局は4日、韓国が米国で軍事偵察衛星を打ち上げことを非難する報道官談話を発表した。朝鮮中央通信が同日、全文を伝えた。

韓国国防省は2日、同国初の国産の軍事偵察衛星の打ち上げに成功したと発表した。偵察衛星は米カリフォルニア州のバンデンバーグ宇宙軍基地から米スペースXのでロケット「ファルコン9」に搭載されて打ち上げられた。

核ミサイル開発を進める北朝鮮の軍事活動の監視が主な目的で、2025年までに5基の運用をめざす計画だ。また、4日には人工衛星を搭載した国産の固体燃料ロケットの打ち上げ実験にも成功した発表した。一方、北朝鮮も11月21日、軍事偵察衛星「万里鏡(マンリギョン)1」号の打ち上げに成功し、既に正式に運用を開始したとしている。

談話は、「わが国家の主権的権利行使に言い掛かりをつけて不法無法の糾弾騒動と制裁策動に狂奔している米国が、鉄面皮にも大韓民国の偵察衛星を打ち上げてやる二重基準的行為を働いたのは、宇宙的な悲喜劇であると言わざるを得ない」と反発した。

また、「同じ衛星の打ち上げに対しても、一つは自主的な主権国家である朝鮮民主主義人民共和国のもので、もう一つは隷属的で親米的な大韓民国のものであるという理由によって適法性いかんが判別されるこんにちの悲劇的な状況は、朝鮮半島の平和と安定を破壊し、普遍的な国際的規範を蹂躙する張本人が誰なのかをはっきりと分かるようにしている」と述べた。

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さらに、「米国の強権と覇権的野望に対処してより明るい『目』を持ち、もっと強くなった『拳』を握りしめるのは、朝鮮民主主義人民共和国の合法的権利守護と地域の安全保障のための最重大先決条件である」と強調した。

そのうえで、「国家の戦略的宇宙開発計画に従って、日増しに露骨になる米国と敵対勢力の軍事的蠢動を徹底的に監視し、掌握することのできる航空宇宙偵察能力を備えるための重大な任務を寸分の狂いもなく決行していくであろう」と主張した。