同通信の報道全文は次のとおり。
第5回全国母親大会が開幕
【平壌12月4日発朝鮮中央通信】数千万の息子と娘の誉れ高い偉勲とともに、朝鮮の母親たちが創造した誇らしい歴史と伝統は、新世代を共産主義へ先導し、勝利と栄光に輝くわが国家の強大な力を培い、チュチェの革命偉業の代をしっかり継がせている。
熱烈な母性愛と尽きない献身で社会主義朝鮮の立派な家風と国風を輝かせていくこの国の母たちの功績をいつも忘れず、惜しみない祝福と敬意の壇上に押し立てる朝鮮労働党の恩情によって第5回全国母親大会が12月3日、首都平壌で盛大に開幕した。
大会には、子どもを国の担い手に立派に育てて国力の強化と社会主義大家庭の繁栄・発展に貢献した母と母性英雄、みなしごを連れてきて実子のように面倒を見てやった母、中央と地方の女性同盟(朝鮮社会主義女性同盟)の活動家が出席した。
人気記事:「女性16人」を並ばせた、金正恩“残酷ショー”の衝撃場面大会では、第4回全国母親大会以降これまでの10余年間、母たちの間で発揮された模範的事実を紹介し、母たちが社会と家庭に対して担っている責任と役割を果たしていくための課題と方途を討議することになる。
朝鮮労働党総書記で朝鮮民主主義人民共和国国務委員長である敬愛する金正恩同志が、大会の幹部壇に姿を現した。
瞬間、全ての参加者は母親たちの素朴で平凡な生を共産主義母という最も神聖で貴い呼び名で輝かし、尊厳ある強国時代を前進させる真の主人公に、わが党と国家の誇りとして押し立ててくれる偉大な慈父を激情の涙の中で仰ぎながら、最大の敬慕の念をこめて長い間、嵐のような「万歳!」の歓呼の声を上げた。
人気記事:「女性16人」を並ばせた、金正恩“残酷ショー”の衝撃場面敬愛する金正恩総書記は、幸せな日々も試練の日々も家庭と祖国の運命を一つに結び付けて次世代のための千万の辛苦を楽と甘んじ、限りない愛と情で朝鮮革命に巨大な力と無窮の活力を増している全国の母親たちに温かい敬意を表した。
朝鮮労働党中央委員会政治局常務委員会委員で朝鮮民主主義人民共和国国務委員会副委員長である金徳訓内閣総理と朝鮮労働党中央委員会政治局委員で党中央委員会書記である李日煥、金才龍、朴泰成の各氏をはじめとする党と軍部の幹部、母性英雄と勤労者団体、関係部門の活動家、次世代育成事業と祖国の富強・繁栄のための闘いで特出した勲功を立てた母親が幹部壇についた。
敬愛する金正恩総書記が、開会の辞を述べた。
人気記事:「女性16人」を並ばせた、金正恩“残酷ショー”の衝撃場面金正恩総書記は、母親たちが愛国の心で大事に培った家庭の小さな垣根がそのまま礎石となって国をしっかり支えているので社会主義大家庭が強固なのであり、わが祖国が引き続き強くなっているのであり、まさにこれが朝鮮の母親たちが党と革命、祖国に積み上げた不滅の功績であると高く評価し、大会の参加者と全国の母親に党中央委員会と共和国政府の名で祝福のあいさつを送った。
金正恩総書記は、第5回全国母親大会を大変重視する党中央の意図を明らかにし、今大会が全ての母親が時代的使命と自己の本分を深く自覚し、朝鮮式社会主義の勝利を目指す愛国偉業に知恵と力と情熱を全てささげていくようにする画期的な契機になるとの確信を表明し、開会を宣言した。
祖国の強盛のための道程に埋めてきた女性たちの純潔な良心と私心のない努力を真珠宝石のように重んじ、最上の栄光と栄誉で輝かせてくれる慈父の情と信頼が熱く満ち溢れる言葉を感激の涙の中で接しながら全ての参加者は、偉大な党中央の崇高な意を体して次世代の立派な成長と祖国の明るい前途のために限りなく献身していくという熱意に満ちて熱狂的に歓呼した。
開会が宣言されると、朝鮮民主主義人民共和国国歌が奏楽された。
大会では、在日本朝鮮民主女性同盟中央常任委員会、在中朝鮮人総連合会と国際民主婦人連盟の委員長、ポルトガル民主女性運動の全国執行書記、アルゼンチン女性同盟の委員長から第5回全国母親大会宛に祝電と祝賀書簡が寄せられたことについて紹介された。
朝鮮労働党中央委員会の李日煥書記が、大会の報告を行った。
報告者は、共和国の強大さと飛躍的な発展道程の縮図のような2023年の勝利的締めくくりを目前にして第5回全国母親大会が開かれたのは実に意義ある大慶事であると述べた。
また、朝鮮女性運動の誇らしい歴史と伝統を革命の新しい年代へ変わることなく継いでいき、誉れ高い生を享受するわが母親たちの姿に対するほど、敬愛する金正恩総書記を運命の太陽に、社会主義大家庭の慈父にいただいて生きる大きな栄光と幸運を胸熱く痛感すると述べ、次のように続けた。
新たなチュチェ100年代の闘争戦略が宣布された歴史の年に第4回全国母親大会が行われたのは、党と革命に対する限りない忠実性と愛国心を身につけたわが母親たちの役割を強めて強国建設の明るい未来を開こうとする党中央の確固たる意志の誇示であった。
革命の継続的な前進と国の隆盛・繁栄のための闘いで母親の位置と任務に大きな意義を付与する金正恩総書記は、朝鮮民主女性同盟第6回大会と朝鮮社会主義女性同盟第7回大会をはじめ重要会議でわが母親たちが激動する時代に応じて思想・精神と生活の全ての領域に新しい改善と発展をもたらすための方向と課題を明示した。
高い政治意識と気高い文化的・道徳的品格を身につけ、子どもを頼もしい革命の継承者、強国朝鮮の主人公に立派に育て上げる思想、革命の前の世代が身につけていた高潔な精神世界と闘争気風を見習う思想、社会主義愛国事業に献身する真の女性革命家、熱烈な愛国者になる思想をはじめ、新時代の女性運動に関する思想と方針はわが母親たちが国家・社会発展の力強い力量としての責任と役割を果たせるようにする貴い指針である。
報告者は、金正恩総書記が党組織と勤労者団体組織が変化した環境と具体的実情に合うように母親との活動を絶えず改善するよう精力的に導いたことに言及した。
また、これまでの10余年はわが母親たちにとって永遠に忘れられない張り合いあって誇らしい日々であったと述べ、敵対勢力の極悪な挑戦と予想できなかった災難が折り重なった中でもわが母親たちが変わらない忠誠と愛国のいちずな心でわが党を支持し、支えたし、共和国政権と社会主義制度を賢実に擁護してきたことについて語った。
家事の重い負担を担い、息子と娘を剛直に育て、わが社会の本態と風貌(ふうぼう)を連綿とつないでくれた母親たちの純潔な心と限りない献身は、自存と繁栄に向かった全人民的な闘いを力強く裏付けてきたたくましい推進力であった。
報告者は、子どもを立派に育てていく母親たちの胸の中に一様に刻み付けられたのは一身の気楽より党と国家の苦悩と心配を先に思う清潔な良心であり、革命の未来を担っていく新世代の隊伍を打ち固めるのに寄与しようとする崇高な公民的自覚であると述べ、このように高潔な人生観を身につけた女性たちの隊伍が日ごとに増えていることについて誇り高く言及した。
そして、わが母親たちは革命家の第一歩も母親の懐から始まると述べた金正恩総書記の言葉を銘記して、子どもの第一の教育者としての本分を全うしてきたと述べ、子どもの胸の中に白玉のような忠誠心を刻み付けさせてチュチェ革命の第一の伝統をしっかり継がせたことこそ、母親たちの特出した功績であると語った。
また、子どもを国家守護と社会主義建設の重要部門で血と汗を惜しみなくささげる熱烈な愛国者に育て上げて堂々と押し立て、社会主義大家庭の和睦を培っていく母親たちの美しい一生について言及した。
報告者は、第4回全国母親大会以降、わが女性たちの中で11人の共和国英雄と50人余りの労働英雄、3500人余りの社会主義愛国功労者が輩出したことについて紹介した。
そして、朝鮮式社会主義の全面的発展を促して次世代に世にうらやむことのない生活を与えようというのがわが党の闘争課題であり、確固たる意志であると述べ、次のように続けた。
この壮大な偉業を実現する上で母親たちが受け持っている任務が実に重大であり、母親たちが自分の責任と役割を果たしていく時、前進する朝鮮革命に活力が増し、社会主義の優越性がより高く発揚されるであろう。
母親たちの信念が強ければ全国の息子と娘の勇気が百倍になり、母親たちがたくましく団結して進めば祖国はより大きな歩みで疾走するようになる。
われわれの全ての母親は家庭と社会、時代と革命に対して担っている使命と本分を深く自覚し、忠誠と愛国の一心で尊厳ある強国の百年の大計を頼もしく支える偉大な金正恩時代の女性革命家、共産主義母親にならなければならない。
報告者は、今、社会的に新世代の中で非社会主義的な否定的要素が一部現れているのは家庭教育と無関係ではないと述べ、母親たちが子どもの肉体的成長だけでなく精神的成長に責任を持った第一の教育者らしく、子どもの教育により多くの手間をかけて革命的な家庭の代をしっかり継いでいくことについて言及した。
また、母親たちが党の路線と政策に敏感であり、その貫徹のための闘いで実践的模範を示す子どもの立派な師、亀鑑にならなければならないと述べ、富強な祖国を支える礎石となり、根となるという崇高な志向を抱いて受け持った持ち場と職場で誠実に働いて次世代が末永く追憶する生のはっきりした足跡を刻むべきであろうと語った。
報告者は、社会主義大家庭の永遠なる和睦と繁栄、子々孫々富強な祖国の明日がわが母親たちの役割にかかっていると述べ、時代と革命が与えた誉れ高い栄誉と使命感を深く刻み付けて偉大な金正恩朝鮮の明るい未来のために、愛する子どもの明るい笑いのために、この世で一番よい朝鮮式社会主義のために一層熱心に努めていこうと呼びかけた。
大会では、討論が行われた。
討論を聴取しながら参加者は、祖国と次世代のための愛と献身でつづっていく一生がどんなに美しくて高潔なものなのかを痛感し、党と革命に対して担っている母親としての義務に最後まで忠実であるという決心をさらに固めている。
大会は、続く。---
第5回全国母親大会の開会の辞
【平壌12月4日発朝鮮中央通信】敬愛する金正恩総書記が3日に開幕した第5回全国母親大会で開会の辞を述べた。
開会の辞の全文は、次の通り。
社会主義のわが祖国――朝鮮民主主義人民共和国の700万の母親を代表してここに列席した第5回全国母親大会の参加者の皆さん!
常に尊敬し、愛してやまないわれわれの母親たちとこのように意義深い席を共にした喜びとうれしい気持ちで実に感無量です。
まずこの席を借りて、もっぱらわが子の成長と祖国の富強のために心身共に惜しみなくささげ、大きな貢献をした母親たちに、最も熱い敬慕の念を込めて挨拶を送ります。
困難な歳月の中でもひたすら国を支え、家庭を守るために内々に思い煩い、いついっときも安らかに休むいとまもなかったはずの母親たちの前に立つと、実に厳かで敬虔になる気持ちを禁じ得ません。
母親大会、実にその名称を呼んでみるだけでも、全ての人が母親の姿を思い描きながら、与えられた愛がありがたくて感激し、心から仰ぎ見る大会場です。
今日、全国の温かい祝福と尊敬の念が注がれるこの大会場に大きな誇りと自負を抱いて入場するようになるまで、母親たちが自ら担い、なめてきた苦労の一瞬一瞬はいかに多かったことでしょう。
か弱い双肩に耐えがたい重荷を担い、自ら選んだ道に私心を去って、代価を望むことなく真心を尽くした方々、時には骨が折れ疲れても清らかな良心の前に常に堂々と立つために歯をくいしばり、力いっぱい駆けてきた方々が、まさにここに集まっている母親たちです。
心の中の数々の心配事のため人知れず気をもみながらも、いつも素朴な笑顔で困難を乗り越えてきた剛毅な方々、顔の美しさは苦労と共に消え去っても、高潔な精神世界を身に付けたため、この世で最も美しく、立派に見える方々がほかならぬここに集まった愛するわが祖国の母親たちです。
人間は誰もが困難な時ほど、自分を産み育て、衣食の世話を焼き、あんよを教えてくれた母親を先に考えます。
私もやはり、党と国家活動を指導しながら、骨が折れる時にはいつも母親たちを思い浮かべるのです。
そのような時には、わが子の立派な成長のためにいかなる苦労をもいとわない母親たちの剛直な姿が常に私を励まし後押しし、困難な状況の下でもわが党を信頼し、祖国の無窮の繁栄のための道で一生の全てをささげる母親たちの勇気と献身が私に倒れてはいけないという義務感、言い知れない無限大の責任感と力を与えました。
この国の全ての母親がささげた限りない献身と犠牲、強い精神と力は、単に一つの家庭のためのものではなく、祖国の未来を育む滋養分になり、徳と情によって団結し前進するわれわれの社会主義の大家庭をしっかりと守る原動力になりました。
母親たちが愛国の心をもって大切に整えた家庭の小さい垣根がそのまま礎石になって国をしっかり支えているがゆえに、社会主義の大家庭は強固なものになり、わが祖国は引き続き強力になっているのです。
これは、朝鮮の母親たちが党と革命、祖国の前に積み上げた不滅の功績です。
今回の大会は、わが党と国家が新時代の進軍路で成し遂げた全ての勝利の月桂冠を、愛国的で忠実な朝鮮の母親たちに送る限りない敬意と祝賀の壇上であり、祖国の未来を代表する次の世代と母親たちを神聖視し、最優先視するわれわれの偉業の正当性と洋々たる前途を今一度示す政治祭典です。
意義深いこの席を借りて、大会に参加した皆さんとわが祖国の各地で温かい情と愛、無言の献身をもって家庭の幸福と祖国の未来を立派に育んでいる全国の全ての母親たちに、党中央委員会と共和国政府の名で限りない感謝と祝賀の挨拶を送ります。
併せて、異国の地で民族の代、愛国の代をしっかりつなぐために心魂を傾け、今も母親たちの大会合が開かれる祖国の首都に心を寄せている海外同胞の母親たちにも心からの感謝と激励の挨拶を送ります。
愛する母親の皆さん!
社会が発展し文明化するにつれ、女性の地位と役割は一層高まり、国力の強化と革命の前進における母親たちの貢献はより大きくなります。
現在、社会的に見れば母親の力が求められる仕事はたくさんあります。
われわれの子供たちを立派に育て上げて革命の代をしっかり受け継がせる問題にしてもそうであり、最近に増大している非社会主義的傾向を一掃し、家庭の親和と社会の団結を図る問題も、健全な文化・道徳生活気風を確立し、互いに助け合い導き合う共産主義的美徳と美風を支配的風潮にする問題も、そして出生率の低下を防ぎ、幼児の保育・教育に力を入れる問題も全て母親たちと力を合わせて解決すべきわれわれ皆の家事です。
党中央は、家庭と社会における母親たちの地位と役割からしても、わが国家と革命の現実的問題からしても、今回の大会を党大会や党中央委員会総会に劣らず重視しています。
今回の大会では、第4回全国母親大会以降の10余年間、母親たちの間で発揮された模範的事実を紹介し、われわれの母親たちが社会と家庭に対し担っている責任と役割を果たすための課題と方法を討議することになります。
大会には、子供をたくさん産み、父母のいない子供を引き取ってわが子のように面倒を見、祖国防衛と社会主義建設の重要な持ち場に立たせた母親たち、自分の息子や娘を特出した偉勲者、有能な人材に育て上げた母親たち、数十年間同じ職場で黙々と仕事に打ち込みながら社会と集団のために大いに貢献した母親たちと、中央と地方の女性同盟活動家たちをはじめとするほぼ1万人が参加しました。
今回の大会が、全ての母親たちが自分の時代的使命と革命的本分を深く自覚し、朝鮮式社会主義の勝利のための愛国偉業に知恵と力、熱情を尽くすようにする画期的な契機となるものと確信しつつ、第5回全国母親大会の開会を宣言します。