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北朝鮮国営の朝鮮中央通信によると、金正恩総書記(国務委員長)は27日と28日未明に、国家航空宇宙技術総局平壌総合管制所から偵察衛星運用準備状況についての報告を受けた。

北朝鮮は21日、偵察衛星「万里鏡(マンリギョン)1」号を搭載したキャリア・ロケット「千里馬(チョンリマ)1」を打ち上げ、成功したとしている。

金正恩氏は国家航空宇宙技術総局から11月25日から28日までに、イタリアのローマ市、太平洋グアムのアンダーセン空軍基地、米国バージニア州のノーフォーク海軍基地、ニューポート・ニューズ造船所、飛行場地域、米ワシントンのホワイトハウス、ペンタゴンなどを撮影した資料についての具体的な報告を受けたという。

同通信は、ノーフォーク海軍基地とニューポート・ニューズ造船所地域を撮影した資料からは、「米海軍の原子力空母4隻と英国の空母1隻が捕捉された」としている。

金正恩氏は、「正式の任務遂行への着手を控えている偵察衛星『マンリギョン-1』号に対する運用準備を成功裏に行っていることに大きな満足の意を表し、党中央委員会の名で国家航空宇宙技術総局を再び高く評価した」と同通信は伝えた。