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北朝鮮国営の朝鮮中央通信は18日、金正恩総書記が台風6号で被害を受けた江原道(カンウォンド)安辺(アンビョン)郡の梧渓(オゲ)農場と月浪(ウォルラン)農場を視察した。視察の日時は明らかにされていない。

同通信は14日にも、金正恩氏が同地帯を視察したと報じた。視察には金徳訓(キム・ドックン)内閣総理(朝鮮労働党中央委員会政治局常務委員、党中央委員会書記)、党中央委員会政治局常務委員会の趙甬元(チョ・ヨンウォン)書記、党中央委員会政治局の金才龍(キム・ジェリョン)書記、党中央委員会政治局委員候補であるチュ・チョルギュ内閣副総理兼農業委員会委員長、党中央委員会の金与正(キム・ヨジョン)副部長、空軍司令官の金光革(キム・グァンヒョク)空軍大将が同行した。

金正恩氏は、被災地を見て回りながら、「この農場の田野にもわが軍人の忠誠の玉の汗が染みっている。わが軍人の愛国衷心によって天災を受けたここにも黄金の穂がそよぐ海が広げられるようになるであろう」と述べた。

また、「冠水の被害を受けた当該の農場が信念を持って農業生産に積極的に立ち上がり、地帯的特性と自然気候条件に合わせて農作物生育後半期の肥培管理を科学技術的に行って今年の農業を安全に締めくくるのに全力を集中すべきである」と強調した。

金正恩氏は、「全国家的に災害防止対策と危機対応能力を一層徹底的に備えること」について強調し、「特に農地と農作物が天災を受けないように施設物の整備・補強活動をはじめ全般的な天災防止能力を検閲、調査し、脆弱な部分を探し出して迅速かつ適時の対策を伴わせることで、いかなる災害性気象にも主動的に対処していけるようにしっかり準備されなければならない」と述べた。